05.心理カウンセリングとは?

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口です。

みなさんは、心理カウンセリングにどんなイメージがありますか?

きっと自分の悩みや問題を心理カウンセラーに相談して、悩みを解決してくれるところ。そんなイメージがあるのではないでしょうか。

一般的なカウンセリングでは、落ち着いた部屋の中で、クライアントとカウンセラーがじっくりと腰を据えて、クライアントの悩みや問題に対して対話していくものですが、心理カウンセリング空では同じ視点にたったお互いの「会話」を大切にしています。

私が、今のようなカウンセリングスタイルを行うようになったのは、うつ状態に悩んでいたときに受けた心理カウンセリングがきかっけでした。

今日は私のうつ体験記として「心理カウンセリングとは?」について書きます。

目次
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心理カウンセリングとは?

前回の記事の続きです。

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心療内科に通いはじめ、私は毎日抗うつ薬と睡眠薬を服用するようになりました。

薬は少しずつ効きはじめ、強い不安感に陥ることはなくなりはじめましたが、でも、心がスッキリとすることはなく、極度に不安やストレスを感じてしまう目の前の現実に変わりはありませんでした。

薬だけでは自分の心を取り戻すのは難しいと感じはじめました。

主治医に「薬以外の方法はありませんか?」と相談したところ、「では、当院は心理カウンセリングも併用して受けていただくことが可能です。心理カウンセリングを受けてみましょう」と提案をされました。

当時の私は「自分の心のこと」なんて考えたことも感じたこともありません。

だから「心理カウンセリングを受けてみては」と提案されたとき「心理カウンセリングでは一体どんなことをされるのだろうか?」と不安に感じました。

でも、一刻も早く自分の心を改善して、仕事が普通にできるように戻りたいと焦っていましたので、直ぐに心理カウンセリングの予約をしました。

はじめての心理カウンセリングは、通院している心療内科の白を基調とした狭いカウンセリングルームで受けました。

カウンセリングルームの中で白衣を着た私よりも若い男性の心理カウンセラーと向き合う私。

「一体この人に何を話せばいいのだろうか?」と不安いっぱいでした。

そんな私の不安をよそに、心理カウンセラーは表情ひとつ変えることもなく、とても事務的な口調でカウンセリング方針について説明をはじめました。

そして、ひととおり説明を終えたあと「で、どうしました?」と心理カウンセリングがはじまりました。

分の今のしんどい状況、うつ状態の話しをすることは結構嫌なもので勇気がいることです。

かなり緊張をしていた私は、自分の現状がうまく伝わるように、言葉を頭で整理しながらカウンセラーにお話をしました。

カウンセラーは「うんうん」と頷きなが話しをそのまま聞いてはくれましたが、話した内容を問診書にメモすることに気が取られてる感じをうけました。

また、私が話したことに対しても、その話しを広げるような質問もなく、ひたすら私が一方的に現状報告するカウンセリングで「これではまるで会社の業務報告となんら変らない」と心理カウンセリングに対して違和感を感じました。

結局、はじめての心理カウンセリングは、一方的な現状報告で時間切れとなりました。

当然私の心が少しも晴れることなく「心理カウンセリングってこいうものなのか?」と違和感を感じながらも、2回目のカウンセリングから何かが変ることを期待して次のカウンセリングの予約をしました。

それから、2回目カウンセリングへと続いていくのですが、このときの心理カウンセリングの嫌な経験が、今の私の心理カウンセリングのスタイルへとつながっていくことになります。

続きを次回書きます。

今の自分から当時の自分へひとこと

「心理カウンセラーはどんな人なんだろう?」「心理カウンセリングではどんなことさせられるのだろう?」「うまく話しが出来なかったらどうしよう?」そんな疑問が当時の私にはありました。

きっと、いま心理カウンセリングを受けるかどうか悩んでいる方も同じような疑問をお持ちのことだと思います。

カウンセリングで大事なことは、「今の自分の事をうまく話せるかどうかでなく、今の自分のままでお話し合いができるかどうか」だと私は思います。

当時の私は心理カウンセリングと心理カウンセラーに対して緊張をしていました。

だから、私は自分のしんどい状況をありのままカウンセラーに話することができませんでした。ありのまま話すことができなかったから心が少しも晴れることがなかったのです。

初対面の人に自分のありのままを話すことはとっても勇気がいることで緊張もすることです。

悩み落ち込んでいるときであればなおさらのことです。

だから、狭いカウンセリングルームの中で1対1でクライアントとカウンセラーとして緊張をして対話することよりも、同じ視点にたった「会話」できる環境が必要だと私は考えています。

続きの記事はこちら

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