考えることをやめるのではなく、考え方を変えること

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口です。

先日、お客様から「私は、いろいろと考え過ぎてしまい疲れてしまう・・・」というご相談を受けました。

その方は、心配症で小さなことでもいろいろと考え込んでしまうようです。

「あなたは、考えすぎだよ、考えるのやめなよ」と友人から言われるのだけど「考えることをやめることができない。どうやったら考えることをやめらますか?」というご相談内容でした。

考えることをやめるために、その方法を考えてしまう。

昔の修行僧も考えることをやめるため思考を停止するためにいろいろと修業したようですので、考えることは人間にとってのテーマのひとつですね。

私も、考え過ぎて疲れてしまうことがありますので、相談された方のお気持ちよくわかります。

猫のように考えることをやめることができたなら、今日を疲れずに楽に過ごせると思いますよね。

しかし、残念ながら人間は考えることをやめることはできません。

「考える」こととは、山から湧き出る湧き水なようなものです。

山から湧きでる水を止めることはできませんし、無理に止めるものでもありません。

大事なことは、止めることができない湧き水を、この先にどのように活かすか?を考えることではないでしょうか。

今日は未来につながる「考え方」について書いていきたいと思います。

1.目次

2.考え過ぎて疲れてしまう理由

心理カウンセリングを受けに来られる方は「考える力」がある人です。

もし、考えることができなければ、悩みも抱えることもありませんので、わざわざ心理カウンセリングを受けようとは思いません。

ただ、物事の考え方が、自分が疲れてしまう方向に向いています。

考え方をベクトルで表わすと、未来をマイナス側に考えれば、それは不安となります。

過去をマイナス側に考えれば、後悔となります。

何か壁にぶつかったときに「どうせ、私はダメなんだ・・・」とマイナス側に考えれば、気持ちは落ち込みます。

 

考え方のベクトルをマイナス側に向けると、過去を後悔し未来に不安を感じます。

その結果、今の気分が落ち込み心も体も疲れてしまいます。

だから、考えることをやめれば、楽になれると勘違いをしてしまいます。

あなたが子供の頃、トランプやオセロを楽しんだ記憶はありませんか?トランプやオセロも勝てる戦略を考えて楽しむ遊びです。

人間にとって考えることは、本来苦しいものではありません。

それなのに考えることが苦しいと感じてしまう理由は「苦しくなるような考え方をしている」からではないでしょうか。

大事なことは、考えることをやめるのではなく、苦しくなるようなことを考えるのでもなく、未来につながるようなことを考えるべきではないでしょうか。

3.「考える」とはなにか?

本などでも「考え方をポジティブに変えればいい」とよく書かれていることなのですが、具体的にどうやって考え方を変えればいいのかが説明されていません。

具体的に説明されていないから「考え方の変え方」を考え続けてるという思考ループに陥り疲れて果ててしまいます。

考え方を変えるためには、まず「考える」とはなにか?を知る必要があります。

では、みなさんが何かを考えるとき、どのように考えているのでしょうか。

例えば、次の問題の答えを考えてください。

問題1:東京都の右隣りにある県は?

問題2:東京都の北にある県は?

問題3:小鹿野町の上にある町は?

いかがでしたでしょうか。

みなさんは、上記3つの問題をどのように考えましたか?

問題1の答えは「千葉県」、問題2は「埼玉県」、問題3は「埼玉県神流町」です。

きっと、問題1と2は多くの人が答えることが出来たと思いますが、問題3は小鹿野町を知らないと考えることも答えることもできなかったと思います。

では、問題1・2と問題3の違いはどこにあるのでしょうか?

それは、問題から答えを導き出すとき、頭の中でイメージ化+言語化できたかどうかの違いです。

みなさんは問題1・2を考えるとき、まず東京都の地図をイメージしてから、右隣にあるのが「千葉県」、北にあるのが「埼玉県」と言語で考え、答えを導きだしたと思います。

問題3は「小鹿野町」を地図上でイメージできなければ、小鹿野町の上にある町を、イメージすることも言語化することもできません。

このことから「考える」とはイメージ化+言語化のプロセスであると言えます。

よって、イメージ化+言語化を意識的に変えることで、結果として考え方が変わることになります。

イメージ化+言語化を変えていく方法はいろいろとあるのですが、今回のブログでは、言語化の「口癖の変え方」について少し解説をします。

4.言葉が変われば考え方が変わる

いきなりですが、質問です。あなたは下記2つの言葉のどちらに未来を感じられますか。

1.私は頑張った、でも、私にはできなかった。

2.私にはできなかった、でも、私は頑張った。

上記はどちらも同じ言葉を使用していますが、感じ方が異なると思います。1はマイナスのイメージ、2はプラスのイメージを感じられると思います。

では、同じ言葉を使用しているのに、感じ方が異なるのはなぜでしょうか?それは、「でも」の使い方にあります。

「でも」は、後の言葉が強調されます。人は強調された言葉から、その意味を考えます。

具体的には「私にはできなかった」が強調されれば、「私ができない理由」を考え、「私は頑張った」が強調されれば「私が頑張れたところ」を考えます。

また、物事が思いどおりにいかないとき、私たちは「なんで」という言葉を使います。

「なんで」は現状を否定する言葉です。

「なんで」が強調されると、現状を否定する理由を考えはじめ、よけいに気持ちが落ち込んでしまいます。

考え方を変えるには、強調されている言葉を意識して変えていく必要があります。

例えば、仕事で失敗したときは「私は頑張った、でも、私にはできなかった」と言語化するのではなく、あえて「私にはできなかった、でも、私は頑張った」と言語化すること。

物事が思いどおりにいかないときは「なんで、思いどおりにいかないんだ」と言語化するのではなく、「どうやったら、思いどおりにいくのだろう」と言語化することです。

言葉が変われば、考え方も変わります。

しかし、実際には、言葉を簡単に変えることができません。

なぜならば、多くの場合、言葉は無意識の口癖になっているからです。

5.口癖を意識的に変えていく

私たちが日頃よく使用する言葉が口癖です。

口癖は無意識で使われているので、口癖をいきなり変えることはできません。

例えば、「なんで」が口癖になっている人は思いどおりにいかないときは、必ず「なんで」から言葉がはじまり、現状を否定する理由を考えています。

しかし、現状を否定する理由を考えても、現状は何も変わりません。

よって、現状を変えたいのであれば、まずは「なんで」という否定の口癖を変える必要があります。

無意識の口癖を変えていくには、口癖を意識化していくことからはじめます。

例えば、自分はどんな言葉をよく使っているかな?と少し意識してみること、家族や友人に「自分はどんな口癖が多いのかな?」と聞いてみることで、何気なく使用している口癖に気づくことができます。

自分の口癖に気づくことができたら、次にどんなシチュエーションでその口癖を使っているのかを意識します。

「なんで」が口癖であれば、何かを否定したいシチュエーションのときに「なんで」が出てくるはずです。

最後に、そのシチュエーションで「自分が何を否定したい」気持ちを受け入れつつも、意識的に言葉を上書きしていきます。

例えば「なんで、思いどおりいかないんだ!」といつもの否定の口癖が出たときは、その後に「では、どうやったら思いどおりいくのだろう?」と意識的に未来につながる言葉に上書きしていきます。

「なんで」の否定の口癖を「どうやったら」と未来につながる言葉に上書きを続けていくことで、「うまくいかない理由」の考え方から「うまくいくために必要な理由」の考え方へとシフトしていきます。

心の中で、否定の口癖をやめ、未来につながるの口癖が使えるようになると、イメージもプラスに転じていき、結果として、考え方もポジティブになります。

そして、この段階になれば、今度はプラスのイメージを、より具体化していくために言語を使用して、より考えを方を高めていけます。

6.まとめ

心の中で日々マイナスの口癖を使っているとイメージもマイナスになり、結果として考え方がネガティブになり心身ともに疲れてしまいます。

「考える」とは、イメージ化+言語化のプロセスです。

よって、イメージと言語を変えていけば、考え方は必然的に変わります。

自然界の動物のなかで、イメージする能力と言葉を話す能力を持ち合わせているのは、人間だけです。

この人間にだけ備わった「考える力」を、よりよい未来へ活かしていきましょう。

心理カウンセリングでは「考え方を変えるワーク」をとおして思考をクリアにしています。

「考えることをやめるのではなく、考え方を変えていきたい」と思われている方を心からサポートしております。

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