皆さん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口剛史です。
最近、Chat GPT(生成AI)が話題ですね。
スマートフォンが急速に普及したように、ChatGPTのようなAIサービスもこれからは一般的に使用されることが増えると考えています。
私も業務効率化を考え、メールやブログの文章作成などをChatGPTと対話しながら作成するようにしました。
しかし、1週間ほど経った頃に、「ChatGPTを使っていると、何も考えられなくなる」と感じ、ChatGPTの使用をやめました。
今日は、その時に感じたことを書きたいと思います。
非効率でも、ゼロから自分で考えよう
ChatGPTは、生成AIを利用した1つのサービスです。
ChatGPTの画面に質問や指示を入力すると、AIが即座に文章を生成してくれます。
例えば、「かぶとむしの自由研究をします。どうやって書けばいいですか」とChatGPTに尋ねると、自由研究の進め方が即座に回答されます。
かぶとむしの自由研究を執筆する際の一般的な手順を以下に示します。これに従って進めてみてください。
1. テーマの選定と概要の作成
最初に、かぶとむしについてどの観点から調査・研究するかを考えます。例えば、生態、特徴、生活環、生息地などが挙げられます。その後、簡潔な概要をまとめてみましょう。2. 調査と情報収集
インターネット、図書館、参考書、学術論文などから、かぶとむしに関する情報を収集します。信頼性のある情報源から情報を引用することが重要です。3. 目次の作成
収集した情報を整理し、研究の構成を考えて目次を作成します。例えば、序章(テーマの説明)、生態に関するセクション、特徴に関するセクション、生活環に関するセクション、結論などがあります。4. 章立てと内容の記述
各セクションごとに章立てを作成し、調査した情報を基に内容を詳しく記述していきます。図や写真を用いてわかりやすく説明することも有効です。5. 図や写真の挿入
かぶとむしに関連する写真や図表を挿入して、文章を視覚的に魅力的にします。ただし、出典を明記することを忘れずに。6. 実験や観察結果の記録(任意)
可能なら、実際にかぶとむしを観察したり、実験を行った結果を記録します。これによって、独自の観察結果を論文に取り入れることができます。7. 引用と参考文献リスト
使用した情報源を適切に引用し、参考文献リストを作成します。他の人があなたの研究を検証する際に重要です。8. まとめと結論
最後に、研究のまとめと結論を書きます。これにより、研究の要点や重要性を再強調し、読者に深い印象を与えることができます。9. 文章の校正と修正
書いた内容を振り返り、文章の誤りや不明瞭な部分を修正します。文章の流れや論理的なつながりも確認しましょう。10. レイアウトとデザイン
レポート全体のレイアウトやデザインも考慮し、見やすさを工夫します。タイトルや見出しのフォント、図の配置などに気を配りましょう。上記の手順に従って、かぶとむしの自由研究を進めていくことができます。自分なりのアイディアや視点を加えつつ、読者に興味深い内容を提供できると良いですね。
ChatGTPの回答より引用
以上のように、ChatGPTが即座に文章化する能力はすごいと思います。
他にも、「xxのプレゼンテーション資料を考えて」「報告書を作成して」「キャッチコピーを考案して」など、ChatGPTに聞けば様々なアイディアが得られます。
ChatGPTの回答をベースにして、それに自分なりの修正や追加を加えることで、多くのことを効率的に熟せると感じましたが、私はChatGPTの使用をやめました。
なぜなら、ChatGPTを使用することで「ゼロから何かを考える」能力が衰えると感じたからです。
確かに、ChatGPTを使用すれば基本的な情報はAIが提供し、自分はその情報に対して修正を行うだけで済むため、効率的です。
しかし、それは与えられた情報を修正するための思考であり、何か新しいものを創造するための思考とは異なると思います。
何かをゼロから考える際、頭の中で「どうしようかな」「どうすれば良いだろう」「どのような順序で伝えるべきだろう」と考えることは、非常に重要です。
ゼロから考えるプロセスは、疲れるしエネルギーを使います。ChatGPTを使うことと比較すると、非効率です。
しかし、その一方で、この「ゼロからの考える」行為は、自分の想像力や思考力を鍛え、最終的には判断力や行動力にも影響を及ぼすのではないかと思います。
何でもかんでもChatGPTに質問することで、いずれはChatGPTなしでは何もできなくなると感じました。
このようなブログ記事でさえも、ChatGPTに書かせる方が効率的だと思いますが、自分の伝えたいことは、自分自身の心と頭を使って伝える方が、真の意味で伝わるのではないかと感じます。
まとめ
今後、ChatGPTのようなAIサービスがますます普及していくことでしょう。
もちろん、AIサービスを上手に活用することは良いことです。
ただし、AIサービスは自分の思考を補完するツールであり、自分の思考を取って代わるものではないことを忘れてはいけません。
「歩きスマホはやめましょう」が「自分の考えは自分で行いましょう」に変わらないことを願っています。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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