17.知っているようで・なにも知らない

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口です。

2016年度のオープンファームも無事に終わりました。

オープンファームでは、種もみ蒔きからはじめ、田植え、草むしり、稲刈り、炊飯と、種からお米が食べられるようになるまでの過程を体験することを大切にしています。

私はうまれてから、40年間お米を食べ続けてきました。でも、お米がどのようにして育つのか?を、自分が米づくりに関わるまで知りませんでした。

小学校の授業で「お米ができるまで」を学びましたが、知識として学んだことと、現場に立って実際に体験することは、まったくもって違います。

「知ってるようで、なにも知らない」

うつになる前の私は「知らない」ことは「悪いこと」のように感じていました。だから、「知らないことを、知らない」と素直に認めることができず、どこか「頭でっかちのような性格」だったと思います。

でも、うつになり農作業を体験したとき、自分は生きることを「知っているようで、なにも知らないこと」を心から実感しました。

今日は私のうつ克服記として、”知っているようで、なにも知らない”について書いていきます。

知っているようで、何も知らないこと

前回の記事の続きです。

関連記事

みなさん、こんにちは。カウンセリング空の関口です。今年も稲刈りが無事に終わりました。私が米づくりをはじめてから今年で4年目です。実は、私がうつ病になる前のITエンジニアで仕事していた頃、IT技術者としてプライドを持っ[…]

「なんで俺が農作業なんてしなくてはならないの?」そんなネガティブな気持ちのまま、有機農家での住み込み農業体験がはじまりました。

住み込みにいった農家は、お世辞にも・・・きれいで設備が整った場所ではありません。自然の中で自然を相手に農業を営む場所です。

当時の私は、オフィスビルでしか働いたことがありませんでしたので、農家に到着したとき「こんなところで3週間生活をするのか・・・」とかなり不安な気持ちになったこと、いまでも覚えています。

農家へ到着後、早速仕事を手伝いました。

鎌を研ぎ草をむしること、種を蒔き苗を植え野菜を収穫すること・手元にある食材で料理をつくることなど、農業の現場では、様々な仕事があります。

そして、どの仕事も、私は「はじめて体験」することばかりで、最初はかなりキツく1日が終わる頃にはヘトヘトでした。

でも、その体験をとおして感じたことがありました。

それが、自分は生きていることを「知っていたようで、本当は何も知らなかった」ということです。

もちろん、野菜は畑で育つことを知っていました。農業は、野菜を作りそれを販売することが仕事であることも知っていました。

でも、その野菜がどのようにして畑で育ち収穫・出荷され、それがどのように店頭に並び、それをどのようにして食べているのか?という、過程を一切知らないことに気づきました。

ITの仕事をしているとき、私は自分が毎日何を食べているのか?なんて興味がありませんでした。

ただ、お腹が空いたから好きなものを食べる、ストレス発散に美味しいものを食べにいく。

自分が食べているものや食べることに対して、それぐらいの考えしかもっていませんでしたので、野菜が育つ畑に立ち、その過程に関わったとき、いったい自分は何を食べていたのだろう?と心の底から疑問を感じたのと同時に、そういうことを「知る」ことで、うつ克服の大きなヒントになるのではないかな?と思いました。

続きを次回書きます。

今の自分から当時の自分へひとこと

大人になればなるほど「知らないこと」が悪いことのような感じがしませんか?

また、現代のネット社会では、「知らないこと」をキーワード検索すれば「知ることができる」ので、余計に知らないことが、どこか恥ずかしいことのように感じてしまいます。

でも、大人になればなるほど、「自分は何も知らない」ということを「素直に知る」必要があると思います。

なぜならば、人間の脳は「知っている」と思った時点で、それ以上の思考を止めてしまうからです。

人は悩んでいるとき、自分の「知っている情報」だけで悩みます。そして、「知っている情報」だけで答えを見つけようとします。

でも、それは同じ視点で悩んでいるだけで、なかなか解決策は見つからないものです。

私は農という人間が生きる営みの原体験をしたことで、「自分は何も知らない」ことを知りました。

そしてそのとき「自分は知らない」ことを素直に認められたから、もっと「色々なことを知りたい」という気持ちが涌き起こり、気持ちが少し前向きになりました。

子どもの頃、自分が疑問に感じていた物事の答えを知ったときの、嬉しかった気持ちを覚えていますか?、ずーっと疑問に感じていたことの答えを見つけたとき、パーッと世界が広がったような気持ちを覚えていますか?

すべてを知ったつもりでいると、見える世界が狭くなり、生きていることもつまらなく感じるものです。

でも、自分は何も知らないと素直に認めることができれば、色々なことに疑問を持つことができ、その疑問の答えが見つかったときは、大人でもパーッと世界が広がって、嬉しさを感じられるものです。

続きの記事はこちら

関連記事

みなさん、こんにちは。心理カウンセリング空の関口です。いま、企業の労働環境が問題になっています。厳しい経済状況のなかで、企業は短期間で成果を求められるようになり、それぞれの仕事の環境にゆとりがなくなっているのが、現状[…]

うつを克服する、ライフ・カウンセリング

その後、私はうつ状態を克服するために、哲学・心理学・農業などを様々なことを学びました。

そして、わかったことがあります。それは「心が変わらないとつらい気持ちも変わらない」ということです。

自分の心を知り、そして心を変えていく「ライフ・カウンセリング」を行っています。

ライフ・カウンセリングでは、私自身がうつを克服していくなかで効果があったものを厳選し、約6ヶ月間の継続カウンセリングをとおしてお伝えしております。

うつをきっかけに「心から変えていきたい」「自分を変えたい」と思われているあなたを、心からサポートしていきますます。

心理カウンセリング空のバナー

私たちは、悩みを抱えると心が狭くなり、考え方もマイナス傾向になってしまい、やる気も失せてしまう。

その状態で「どうにかしよう」と無理に考えても、不安なことやマイナスことばかりを考えてしまい、具体的な解決策を見つけることがむずかしい。

悩みをどうにかしようとする前に、まずは心と思考の整理をして気持ちを軽くすることが、はじめの1歩。

心理カウンセリング空では、会話をとおして心と思考を整理し再び前向きな気持ちと考え方になるように、あなたの心のサポートします。

>心 軽くなるカウンセリング

心 軽くなるカウンセリング

私たちは、悩みを抱えると心が狭くなり、考え方もマイナス傾向になってしまい、やる気も失せてしまう。
その状態で「どうにかしよう」と無理に考えても、不安なことやマイナスことばかりを考えてしまい、具体的な解決策を見つけることがむずかしい。
悩みをどうにかしようとする前に、まずは心と思考の整理をして気持ちを軽くすることが、はじめの1歩。
心理カウンセリング空では、会話をとおして心と思考を整理し再び前向きな気持ちと考え方になるように、あなたの心のサポートします。

CTR IMG