14.主夫になってはじめてわかった!主婦の本当の大変さ!

    みなさんこんにちは。

    カウンセリング空の関口です。

    少し私の家の話しになりますが、いま我が家では私が家事の半分を主夫として担当しています。

    洗濯すること、子供の学校の行事参加すること、ご飯を作ること、今ではだいぶ慣れましたが、実はうつ病になる前の私は目玉焼きぐらいしか料理をつくることができませんでした。

    正直に言えば、うつになるまでは家事は女性がやって当然だとも思っていました。

    そんな私が「うつ病をきっかけ」として主夫もできるようになりました。

    今回は私のうつ克服記として「主夫なってはじめてわかった!主婦の大変さ!」とを書いていきます。

    目次
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    主夫になってはじめてわかった!主婦の本当の大変さ!

    前回の記事の続きです。

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    20160804うつ病になる前まで、私は「妻よりも仕事が忙しいから、通勤に時間がかかるから、給料がいいから」などを理由にして、家のこと子ども達のこと、すべて妻に任せていました。

    正直に言えば、心のどこかで、家事は女性がやって当然だと思っていました。

    家事を女性がやって当然だと思っているから、休日に妻から「掃除ぐらい手伝ってよ」と言われても、「僕だって仕事で疲れているのに」と思ったり、平日、私が遅くに帰宅したとき、皿を洗うことをせずに子ども一緒に寝てしまっている妻を見て「僕の方が遅くまで仕事しているのだから、皿ぐらい洗ってから寝てよ。」とイライラしたりしていました。

    そんな私がうつ病となり会社を休職し、1日中自宅で過ごすようになりました。

    妻は仕事にいくので、当然時間にゆとりがある私が食事や洗濯・子どもの送り迎えを担当することになりました。

    家族の中でいちばん早起きをして、ご飯を作って、妻や子ども達を送り出してから、掃除や洗濯、午後少しの休息のあと、子ども達のお迎え、晩ご飯を作り片付ける毎日。

    子どもが体調を崩せば1日看病したり、病院に連れて行ったりと、家族のリズムに合せた毎日。

    そして、はじめてわかりました。

    主婦(夫?)は会社での仕事よりも大変だ・・・ということに。

    会社での仕事も大変ですが、ある意味、自分のリズムで仕事ができるもの。

    そして、仕事という明確なやるべき事があり、その仕事の成果として、上司から承認されたり、お客様から感謝されたり、対価として給料がもらえました。

    だから、仕事でそれなりにストレスがあったとしても、対価がもらえるので「給料もらっているから仕方が無い」とストレスを受け入れたり、気の合う同僚とと飲みに行くなど、ストレスを発散しやすかった。

    しかし、主夫は違います。

    すべての仕事を家族のリズムに合わせ、子どもが体調を崩せば、100%子どもが優先となります。

    また、1時間かけて一生懸命にご飯を作っても、30分もすれば「ごちそうさま~」で終り。

    食器を片付けてホッとすると、もう、子どもを寝かせる時間。子どもに添い寝をすれば、疲れ果てた自分の方が先に寝てしまう。

    1日の中で自分の時間なんてありません。

    しかも、主夫の仕事には承認も感謝も給料もありません。主夫の仕事は、家族にとってやってもらって当然なもの。

    だから、少しでも失敗する(例えば、ご飯がおいしくなかったとき)は、逆に「おいしくな~い」と、子どもから簡単に文句を言われてしまう。

    主夫はストレスを感じても、給料などでストレスを受け入れる理由も、飲みに行くなどの発散をする機会もありません。

    うつ病になる前の私は、仕事が忙しいことを言い訳にして、子どものこと家事のことを考えもせず、主婦の大変さを理解することもせず、ただ「仕事が忙しいから」と自分の一方的な主張だけを家族にしていました。

    でも、うつ病となり自分が主夫の立場になったとき、はじめてその大変さを心から実感することができました。

    そして、このときの経験から「相手の立場に立って物事を考える」ことの大切さを学びました。

    続きをまた書きます。

    今の自分から当時の自分へひとこと

    晩ご飯を作って妻の帰りを待っていると、いつまでたっても帰ってこない。連絡もないくいつ帰ってくるかもわからない。先に食べるかどうかを悩むとき「遅くなるって連絡ぐらいくれればいいのに」と今でも思います。

    それと同時に、前職で仕事をしていたときの私は、妻から「遅くなるときはメールの1本でもください!」といつも言われても「忙しい仕事のなかで、晩ご飯のメールなんてできないよ」と返答していたことも思いだします。

    人は、忙しいとき、心にゆとりがないとき、うまくいっているとき、気をつけないと自分の主観だけで世界を観ています。

    そして、その主観は、相手も同じ主観だと錯覚をしてしまい、相手の立場で物事を見ることができなくなり、最終的には人間関係が対立してしまいます。

    逆に、人は【うまくいかないとき】はじめて自分の主観を客観的に疑うことができ、自分を見つめなおすことができます。

    私はうつ病になったことで「家事は女性がするもの」という偏った主観に気づくことができました。

    もしかしたら、病気になることとは、自分の何かに気づくきっかけになることなのかもしれませんね。

    続きの記事はこちら

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