言葉は感情と表裏一体の関係性

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口です。

前回の記事の続きになりますが、みなさんは日頃どんな言葉を使っていますか?

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自分日々使っている言葉に意識を向けてみると、自分の素直な想いや感情に気づけるようになります。

なぜならば、言葉は感情と表裏一体の関係性で成り立っているからです。

心が言葉をつくり、言葉で心がつくられています。

例えば、子どもが床にミルクをこぼしたとします。

親と子のよくあるコミュニケーションパターンでは、親は「なにやっているの!?」と子どもに怒りと同時に問いかけ、子は「だって、手がすべっちゃっただもん・・」と答えます。

すると、親はすかさず「言い訳するんじゃありません!」と追い打ちをかけ子が「ションボリ」したりします。

ではなぜ、子どもは親に「だって」と言い訳を言ったのでしょうか?

それは、親が「なにやっているの?」と問いかけたからです。

ではもうひとつ質問です。

なぜ親は「なにやっているの?」と子どもに問いかけをしたのでしょうか?

それは親は、ミルクがこぼれた事実を見て「あ~忙しいときに限ってどうしてこぼすの?もう~ぞうきんで拭かなくちゃいけないじゃない。もう~なにやっているの?」と心で瞬時で感じて事実を受け入れられない気持ちになって、ついつい「なにやっているの?」と子どもに怒りと同時に問いかけてをしまいます。

そして、親の受け入れがたい気持ちを理解して、子どもは「だって」と言い訳をしてしまうのです。

コミュニケーションのスキルにおいて、質問者が「なにやっているの?」と問いかければ回答者は「だって」と言い訳がかえってくるので、質問者が「どうしたら?」と問いかけを変えることで、回答者の 次の改善策を引き出すせるというものがあります。

先のミルクの例では、親は「なにやっているの?」と問いかけるのではなく、「次から、どうしたらミルクがこぼれないかな?」と問いかければ子どもは子どもなりの改善策を言ってくれます。

これが言葉のスキルです。

しかし、言葉のスキル以前に大事なことがあります。

それは、ミルクがこぼれたときに、自分自身が事実を受け入れられない感情(気持ち)を持ったということです。

自分の心の中で「なんで?、なにやっている?」と言葉を感じたときは、それは自分が事実を受け入れられないときです。

逆に言うと、事実を受け入れたくないから「なんで?なにやっているの?」と相手に原因を求めてしまうのです。

言葉のスキルだけよ優先すると、自分の気持ちがおろそかになり、それが続くと、最後は自分の気持ちがわかなくなります。

自分の感情をすぐに理解することは難しいことです。

しかし、言葉と感情は表裏一体です。

自分内側から聞えてくる言葉を理解しようとすることで、いまの自分の素直な感情を見つめることができます。

みなさんはどんな言葉を日々使っていますか?

そして、どうしてその言葉を使っていると思いますか?

自分の言葉を意識して、自分の素直な感情を感じてみましょう。

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