みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口剛史です。
インターネットとスマホが普及したことで、SNSで誰とでもつながることができて「友だち」と「いいね」の数が、人との「つながりの指標」になりました。
しかし、SNS上での「友だち」や「いいね」の数が、本当のつながりなのでしょうか?
SNSで多くの人とつながっていても、心のどこかで「孤独」を感じていませんか。
自由と孤独は表裏一体の関係で、孤独を知ることで心は自由なれるもの。
今日は「自由と孤独」の関係について書いていきます。
SNS時代の孤独とは?
Facebook・LINE・Twitter・InstagramなどのSNSを使うことで、いつでもどこでも誰とでもつながれるようになりました。
自分が何かを体験する度にSNSへ投稿して「いいね」をもらい、誰かが投稿するたびに相手の体験に「いいね」をする。
SNSでは「友だち」「フォロワー」「いいね」の数がつながりの指標。
だから、「友だち数」と「いいね」がたくさん増えるように、インスタ映えするような投稿を増やしていく。
でも、本当は孤独を感じたくないだけではないでしょうか?
孤独を感じたくないから、一生懸命にSNSへ投稿をして、いいとも思わないことにも「いいね」をしていませんか?
「自分がどう思うか?」よりも「自分はどう思われているか?」を優先すると、最後は自分を見失います。
SNSで気軽につながれる時代だからこそ孤独の感情とも向き合うことが大切です。
孤独と自由は表裏一体
孤独と自由は表裏一体の関係です。自由を感じるには孤独を知る必要があります。
まずは孤独の意味を調べてみましょう。
孤独とは
・仲間や身寄りがなく、ひとりぼっちであること。
・思うことを語ったり、心を通い合わせたりする人が一人もなく寂しいこと。
~デジタル大辞泉より引用~
孤独には、「ひとりでいること」と「心を通わせる人がいないこと」の2つの意味があります。
よって、1人でいても心を通わせる人がいれば孤独ではなく、たくさん友だちがいても心を通わせられる人がいなければ孤独になります。
SNS上に友だちがたくさんいて「いいね」を押してもらえても、心からつながっている人がいないと、フッとしたときに孤独を感じることになります。
その孤独をうめるために、さらにSNSでつながりを求め続けると、最後に自分を見失い、本当の孤独を感じることになります。
本当の孤独とは、誰かとつながれないことではなく、自分自身とつながれないこと。
孤独と自由が表裏一体なのは、人間1人ひとりは違う存在で、自分は『世界で唯一ひとりの存在』という孤独を受け入れたとき、心は自由を感じえるからです。
孤独を感じたときは、自分とつながること
孤独を感じるのは、心からつながれている人がいないから。人と心からつながれないのは、自分自身とつながれてないからです。
「ムーミン」で登場する『自由を愛するスナフキン』の名言をご紹介します。
大切なのは、自分のしたいことを自分で知っているってことだよ
自分とつながるとは、自分が思っていること、自分が感じていること、自分のしたいことなど、ありのままの自分の素直な気持ちを知ることです。
そして、その自分の素直な気持ちを表現したときに、はじめて共感がうまれ、心から人とつながれるようになります。
孤独や寂しさを感じたときは、誰かとつながろうとするのではなく、まずは自分とのつながりをもつようにしましょう。
自分が自分とつながれたとき、孤独は自由に変わるものだから。
まとめ
本当の意味の孤独とは、自分の心とつながれていないことです。
SNSでたくさんつながっていても、心のどこかで孤独や虚しさを感じるのは、心が自分とつながりたいと思っているからです。
もしかしたら、自分とつながることは、他の人から見たら孤独な人に見えるかもしれません。
しかし、スナフキンがいうように「大切なのは、自分のしたいことを自分で知っているってこと」です。
他者からどう見られるかよりも、本当の自分はどう思うのか?を少しずつ意識してみてください。
孤独の先に、自由はあるものだから。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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