自由とは責任をもつこと

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口剛史です。

みなさんは「自由になりたい!」と思ったことありますか?、きっと誰もが一度は思うことでしょう。

でも、「何から自由になりたいのか」「何に束縛されている」のでしょうか。

そのことを考えもせずに自由を求めると、自分勝手な自由になってしまいます。

今日は「自由と責任」について考えていきます。

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自由とは

「自由になりたい!」と誰もが思うことですが、自由とはどういう状態なのでしょうか。

『自由』の意味を辞書で調べると以下のように書かれています。

自由とは

  • 自分の意のままに振る舞うことができること。
  • 勝手気ままなこと。わがまま。
  • 《freedom》哲学で、消極的には他から強制・拘束・妨害などを受けないことをいい、積極的には自主的、主体的に自己自身の本性に従うことをいう。
  • 法律の範囲内で許容される随意の行為~デジタル大辞泉より引用~

「自由になりたい」と言っても、自由にはいろいろな意味がある。

自分勝手にわがままに振る舞う自由、仕事や家事などやるべきことから解放される自由、ルールの範囲内で許された自由、そして、自分の内面にある精神的な自由。

「自由になりたい」と思うとき、どの自由を得たいと思っているのか、いったい何に束縛されているのか考えることが大事です。

それらを考えずに、自由だけを求めると、わがままで自分勝手になる。

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自由とは責任をもつこと

「自由」について、心理学者のフロイトは以下のように述べている。

ほとんど人間は実のところ自由など求めてはいない。

なぜなら自由には責任が伴うからである。

みんな責任を負うことを恐れているのだ。

自由には責任が伴う。では、自由にはどんな責任が伴うのだろうか。

それは、自分自身に対してすべての責任をもつということ。

人間は、想像すること・思うこと・言葉にすること・行動することすべてが自由。しかし、その自由から起きた変化は、すべて自分の責任となる。

人生で起こる、いいこともわるいことも、思いどおりになることもならないことも、誰かや社会のせいにするのではなく、自分のこととして受け入れていくことが、自分自身に対して責任をもつこと。

そして、本質的には自分自身に責任をもつことで、内面にある精神的な自由をえることができる。

ナチスの強制収容所を体験した心理学者のV.Eフランクルは自由について以下のように述べている。

人は強制収容所に人間をぶち込んですべてを奪うことができるが、たった1つ、与えられた環境でいかに振る舞うかという、人間としての最後の自由だけが奪えない。

~中略~

つまり、人間はひとりひとり、このような状況にあってもなお、収容所に入れられた自分がどのような精神的存在なるかについて、何らかの決断を下せるのだ。

典型的な収容者になるか、あるいは収容所にいてもなお人間として踏み留まり、己の尊厳を守る人間になるかは、自分自身が決めることなのだ。

かつてドストエフスキーはこういった 「私が恐れるのはただ1つ、私が私の苦悩に値しない人間になることだ」

~夜と霧より引用

強制収容所のような不自由な環境のなかでも、精神的な自由は誰も奪うことなどできない。

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誰もが自由な今の日本で、さらなる自由を求めて、何かから逃げ出す自由、我慢や努力することをやめるような自由は、自分勝手の自由。

自分勝手の自由は、自由になれたように思えても、すぐに不自由を感じるようになり、更に自由を求め自分勝手な人間になる。

本当の自由とは、逃げ出したいようなことも努力しなくてはならないことも、まずは自分のこととして責任をもつことであり、自分の意思と責任において選択と行動をすることで、内面的な自由をもつこと。

そして、自分自身に対しての責任と内面的な自由をもつことができたとき、誰かとの比較や競争の人生ではなく、自分らしい人生をおくれるようになるのだと思います。

まとめ

「自由とはなにか?」を考えるとき、多くの人が社会や法律・ルールからの自由を求めてしまう。

しかし、今の日本の社会や法律やルールが、本当に自分を不自由にしているのでしょうか?、もしかしたら、人生に自由を感じられないのは、自分自身に対する責任をもっていないからではないでしょうか。

自由と自分勝手はちがいます。自由とは、自分自身に対する責任をもつことでえられるもの。

「自由になりたい」と思うときは、どの自由を得たいと思っているのか、いったい何に束縛されているのかを考えて、自分の意思と責任において選択と行動をするように意識してみましょう。

ここまでお読みいただき、ありがとうございました。

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