みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口です。
年末年始休暇も終わり、また日常に戻りましたね。
新年に設定した今年の目標に向けて「よし、やるぞ!」と早速新しい行動を起こしている人もいると思います。
しかし、3週間すぎたあたりから「まあ、いいや」とやる気が失せはじめて目標をあきらめてしまう。
そして「やっぱり私はできないんだ、意志が弱いんだ」と自己否定をしてしまう。
みなさんにも、そのような経験はありませんか?
今年は目標に向けた行動が継続できるよう、大きな目標を設定した後は、小さな1歩を踏み出してみましょう。
大きな目標を設定した後は、小さな1歩を踏み出してみよう
新年や新年度の節目に目標を設定する人も多いと思います。
「これを達成したい」「こうありたい」と大きな夢や目標をリアルにイメージすればするほど、心はワクワクを感じて「よしやるぞ」と気持ちも大きくなり、目標に向けてきな1歩を踏み出そうとする。
しかし、3週間過ぎたころからやる気が失せて「まあ、いいや」とあきらめてしまったり、「やっぱり私はダメなんだ、意志が弱いんだ」と自己否定をしてしまったりする。
意志が弱く、何も成し遂げられない自分が嫌いで、新しい目標を立てることも嫌になってしまう。そんな経験をしたことはありませんか?
でも、本当は意志が弱いのではなく、続けられないような行動をしているだけではないでしょうか。
目標とは「今の自分に出来ていないことを、未来の自分が出来るようになるための成長プロセス」です。言い換えると目標とは自分を変えていくプロセスです。
しかし、人は「これを達成したい・こうありたい」と頭で考えても、心では「変わりたくない」と思っています。
「変わりたい自分」と「変わりたくない自分」がいつも心の中で葛藤しています。
夢や目標を描いた後に、大きな1歩を踏みだし急激に自分を変えようとすると、変わりたくない心が不安感を抱きブレーキをかけます。
大きな変化には大きな反発がうまれます。
そして「変わりたい」変化より「変わりたくない」反発が勝ったときに、やる気が失せて今までの自分に戻ります。
そうやって今年も変わらない1年を過ごしてしまう。
「変わりたい」のに「変わりたくない」という矛盾。
この矛盾のなかで、どうすれば「変えていく」ことができるのでしょうか?
それは、変わりたくない自分を理解しながら、目標に向けて小さな1歩をコツコツと踏み出していくことです。
大きな変化には大きな反発がうまれます。
逆に、小さな変化には小さな反発ですみ、心は変化を受け入れやすくなります。
もちろん、小さな行動を続けていても反発を感じるときがあります。
そのときに、変わりたいくない自分を受け入れたうえで、それでも「私は大丈夫」と自分を信じて小さな1歩を進み続けます。
目標を達成できるかどうかも大事ですが、その目標に向けて自分の足でどれだけ歩むことができたかどうかも重要です。
「今年は海外旅行に行きたい」と目標を設定しただけでは、何もはじまらないですよね。
どこにいこうか、いついこうか、どうやっていこうか、それを決めるためにまずは「パンフレットをもらおう!」としますよね。
「パンフレットをもらう」ことが目標に向けた小さな1歩です。
今年の目標を設定した人は、ぜひ、小さな1歩を踏み出してみてください。
目標に挫折しそうになったとき、『モモ』のベッポじいさんの言葉が励みになりますよ。
まとめ
カウンセリングで「私は何もできない」という相談をいただくことがあります。
「できない自分が情けなくて、許せなくて、嫌い」と悩んでいます。
しかし、それは「何もできない」のではなく、大きな1歩を無理して続けようとしているだけです。
大きな目標を設定した後は、小さな1歩を踏み出してみよう。
そうすることで、新たな1歩を踏み出すことができるから。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
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