心とは畑のようなもの

    みなさん、こんにちは。

    心理カウンセリング空の関口剛史です。

    先日、家庭菜園に枝豆・キュウリ・トマトなどの夏野菜の苗を植えました。

    去年は夏は、長雨の影響でキュウリ・トマトの収穫は少なかったのですが、今年はどうでしょうか。

    野菜を育てると、いつも「実り」ばかりが気になって、畑が疎かになります。

    人間の心も野菜作りのようなもので、「幸せ」や「成功」という実りばかりを気にすると心は疎かになります。

    今日は「心とは畑なようなもの」について書いていきます。

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    心とは畑のようなもの

    畑に、大豆を蒔け枝豆が実り、トマトの苗を植えればトマトが実ります。

    収穫期に最大限の実りになるように、雑草を取り、脇目を欠き、肥料をあげて、野菜を育てます。

    野菜を育てていると、土の上に育っている作物だけに意識が向けられて、その下にある土のことを忘れてしまいます。

    でも、いい野菜を育てるには「土」づくりが大事で、土を疎かにすると野菜は育たないものです。

    心も一緒で、「幸せ」とか「成功」などの実りだけを求めると、心を忘れてしまいます。

    心を忘れて、実りだけを求めると、人間は自分勝手になり詐欺や騙しが横行します。

    どうしても私たちは「幸せ」などの「実り」を求めてしまいます。

    しかし、夏野菜の「実り」は秋になれば枯れ果てるように、いっときの「幸せ」もいつかは枯れてしまうもの。

    畑は、夏野菜が終われば、畑を耕し肥料を入れて、冬野菜の準備に入ります。夏の実りが終われば冬の実りの準備です。

    心も一緒です。

    ひとつの「幸せ」が枯れてしまったとしても、心を耕して次の「幸せ」を見つけて、心に「幸せになるような種」を蒔けばいいだけです。

    心の畑には、ひとつの大きな幸せを実らせるよりも、たくさんの小さな幸せを実らせた方が、心は豊かになるものです。

    心は畑のようなもの。

    心の畑で大切なことは、きれいな花を咲かせたのか?、大きなものを実らせたのか?ではなく、どんな種を蒔き育て続けたのか?です。

    あなたの心に何を育てるのかは、あなたの自由です。

    心の畑に、たくさんの小さな幸せを実らせられるよう、自分の心も育てていきましょう。

    いつの時代も「いちばん大切なことは、目には見えないこと」なのだから。

    まとめ

    いま、振り込め詐欺など、人を騙して収入を得ようとする人が増えているのは、表面上の実りばかりを求めて、心を忘れている人が多いからだと思います。

    私が尊敬する二宮金次郎が「荒れた心を正すためには、心を耕さなくてはならない」と語っているのは、心が豊かになれば、その上に育つ作物も自然と豊かになるからです。

    コロナ禍の先が見えない時代だからこそ、これまでのように表面上の「幸せ」だけを求めるのではなく、心から見つめ直す必要があるのではと思います。

    ここまでお読みいただきありがとうございました。

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