不安を和らげる3つのレベル

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口です。

もうすぐで桜が咲きそうですね。

春は別れと出会い、新しい年度がはじまる季節であり、心は期待と不安に満ちています。

心理カウンセリングを受ける方は、様々な悩みを抱えています。

1人ひとりの個性が違うように、1人ひとりの悩みも違います。

でも、そのなかで共通していることがいくつかあります。

そのひとつに、誰もが大きな「不安」を抱えているということです。

これからの新しい季節が期待に満ちているのであれば、心理カウンセリングを受ける必要はありません。

でも、これからの季節に「不安」を感じ、その不安に押しつぶされ自分を見失いそうなとき、まずは、「不安を和らげる」必要があります。

春は期待と不安に満ちた時期。

今日は新しい年度に備え『ライフ・カウンセリング』で説明している「感情の窓」を使いながら「不安の和らげる方法」をご紹介します。

人間だけが不安になる理由

「不安を和らげる方法」をご紹介する前に、まず、なぜ人間は不安になるのか?を考えてみましょう。

いきなりですが、みなさんは不安に押しつぶされている犬を見たことがありますか?

自分を見失いそうで怯えている猫を見たことがありますか?

おそらく、そんな犬や猫を見たことがないですよね。

では、犬も猫も私達と同じ動物なのに、なぜ彼らには不安感がないのでしょうか?

逆に、なぜ人間だけが不安を感じられるのでしょうか?

答えは、人間だけが「想像する能力」を持っているからです。

人間の脳は『前頭葉』とよばれる想像をする部位が発達しています。

そして、人間は『前頭葉』が発達しているから、不安を感じられるのです。

なぜならば、不安とは想像の結果から感じられるものだからです。

不安はどこにある?

不安で心がいっぱいで、不安に押しつぶされそうなとき、いまが苦しいと感じるものです。

でも、本当はいまが苦しいのではありません。

例えば、田植えのとき、植える列の先を見ると「終わるかな」と不安に感じます。

でも、いま植えることに集中をすると「不安は和らぎ」気づいたら1列終わっているものです。

みなさんに質問です。

5年後の自分に不安を感じますか?

3年後はどうですか?

1年後の自分はどうですか?

3ヶ月後

1ヶ月後はどうですか?

3日後

1日後

1時間後

10秒後の自分に不安を感じられますか?

恐らく、未来を想像する時間が長いほど、漠然とした不安を感じ、時間が短くなればなるほど、不安感は小さくなっていきます。

誰もが10秒後の自分に不安を感じることはありません。(もうすでに10秒経過しましたね。)

このことから、不安とは【いまこの瞬間にあるのではなく、未来の想像から感じるもの】であると言えます。

不安は未来の悪い想像からうまれる感情

この宇宙は陰陽の法則で成り立っており、どんな物事にも、必ず裏表の両面が存在しています。

不安とは、未来の悪い想像からうまれる陰(マイナス)の感情です。

逆に、不安の感情の反対、未来の良い想像からうまれる感情が「期待」で陽(プラス)です。

不安とは、未来の悪い(マイナス)想像からうまれる感情

期待とは、未来の良い(プラス)想像からうまれる感情

不安と未来の関係性を図に表わしたのが『ライフ・カウンセリング』で使用している「感情の窓」です。

感情の窓

不安とは、「いまこの瞬間」にあるのではなく、未来の悪い想像からうまれる感情です。

不安で押しつぶされそうなとき、今の不安感をどうにかしようとしてしまいます。

でも、不安が未来の悪い想像からうまれる感情であることが理解できると、修正するべきところは「今の不安感」ではなく「未来の悪い想像(マイナス思考)」です。

不安感の根源は、感情ではなく未来のマイナス思考にあります。

余談ですが、期待も不安と一緒で、3秒後の自分に期待はできないけど、10年後の自分であれば期待できそうに感じられるものです。

不安を和らげる3つのレベル

ここまでの要点をまとめると下記の3点になります。

・人間の脳は『前頭用』があるから、未来を想像する能力がある。

・不安感は、いまこの瞬間にあるのではなく、未来の想像から感じるもの。

・不安感とは、未来のマイナス思考である。

この3つの要点を抑えながら、次に『不安を和らげる3つのレベル』をご紹介します。

レベル1 思考の焦点を「いまここ」に移す

犬や猫が不安を感じることができないのは「未来を想像」する能力を持っていないからです。

よって、私達も「未来を想像」しなければ、不安を感じることがありません。

先ほども解説したとおり、10年後の想像には不安を感じるけれど、10秒後の想像に不安を感じられないのは、思考の焦点を「いまここ」に移したからです。

よって、不安感を和らげるためのレベル1は、思考の焦点を「いまここ」に持ってくることです。

例えば、人前などで発言する前に不安に感じるのは、発言した後の悪い想像をしているからです。

こういうときは、発言の結果を考えるのではなく、いま自分が話そうとしていること話している言葉に思考を集中させていくことで、不安感は和らいでいきます。

ただ、最近の心理学などで、不安や悩みを解消するために「いまここ」に心を集中すればいいと耳にするのですが、私はそれは違うと考えています。

なぜならば、それだと人間だけが想像力を持った意味を説明できないからです。

人間が想像することをやめてしまったら、犬や猫との違いを見いだせなくなります。

レベル2 悪い想像結果からリスクマネジメントする

人間が不安を感る理由のひとつに「悪い未来の想像」があります。

では、なぜ「悪い未来の想像」を人間はしてしまうのでしょうか?

答えはリスクマネジメントを行うためです。

自然界において人間は弱い動物です。

他の獣に襲われた勝てるすべはありません。

その身体的な弱さを補うために、私達は想像力を使って自らの生命を守ります。

例えば、この先は危険があるかも? と想像することで、周りに注意を払って慎重に行動することができます。

もう少し具体的な事例で解説をすると、大震災がいつ起こるか?を考えると心は不安になります。

でも、大震災がいつ起こるかは誰にもわかりません。

また、「わからないから」といって、レベル1の「いまここ」で対処をすると、実際に震災が起きたときに対応できません。

仮に関東大震災が起こると悪い想像して、その中で家族が2週間無事に生き延びるために、いま何ができるだろうか?と思考すると、みなさんはどんなことを思いつきますか?

食糧を備蓄する、水を購入しておく、家族の集合場所を決めておくなど、具体的な行動が思いつくのではないでしょうか?

あえて最悪の想像を行い、そこからいま対応できる具体策を考え、行動をしていくことが、レベル2のリスクマネジメントです。

最悪のリスクマネジメントを行うことで、震災などに対する漠然な不安を和らげることができます。

ただし、レベル2はひとつだけ注意点があります。

それは、最悪の想像を行った結果、自分で具体策が見いだせないような物事は受け入れることです。

例えば、相手との人間関係において、自分で最悪の想像を行っても、相手がいることですので、実際に相手は自分の想像どおりにはなりません。

また、人間関係において、「最悪な想像」をすると、自分勝手な悪いイメージを持ってしまい疑心暗鬼になる可能性があります。

人間関係などで不安を感じるときは、レベル1の「いまここ」か、これから説明をするレベル3の「不安を期待に変える」心持ちに切り替えが必要です。

レベル3 不安を期待に変える

少しスピリチュアル的な話しになりますが、マイナス思考のエネルギーもプラス思考のエネルギーも、エネルギーの質量としては一緒です。

例えば、時速30 kmで前に走っている車と、同じ速度で後ろ向き(バック)に走っている車があるとします。

お互い1時間で走れる距離・消費するエネルギーに違いはありません。

ただ、進む方向と運転のしやすさが違うだけです。

人間の不安感を先の例えるならば、不安感は車を後ろ(バック)に走らせている状態です。

人生をバックでマイナス方向に進もうとすると、生きづらく感じてしまいます。

でも、マイナス方向に進めるエネルギーがあるということは、そのエネルギーをプラス方向に切り替えることができます。

ギアを「バック」から「ドライブ」に変えれば、同じエネルギーで前に進むことができます。

これがレベル3「不安を期待に変える」です。

カウンセリングの中で、お客様から「どうやったら不安を消せますか?」と質問を受けます。

お話の内容によってはレベル1・レベル2の方法を提案します。

しかし、多くの方の場合レベル3「不安を期待に変える」方法を提案します。

なぜならば、不安感のエネルギーが大きい人は想像力がとても豊かな人で、想像力のギヤを変えると、そのまま期待感のエネルギーになるからです。

では、想像力のギア「不安を期待に変える」ためにはどうしたらいいでしょうか?

残念ながら、「不安を期待」に変えるためには、思考の転換訓練が少し必要です。

また人それぞれ不安感が違うため、一概にこうしてくださいと言えるものでもありません。

ただ、ひとつだけ「不安を期待」に変えるための法則性があります。

これは中学1年で習うことですが、-10×-10=+100になりますね。

マイナスにマイナスをかけ合わせるとプラスになります。

これが法則性で、マイナス思考にもうひとつマイナスの要素をかけ合わせるとプラスのエネルギーになります。

まとめ

今回の記事はいかがでしたでしょうか?

心が不安で押しつぶされそうなとき、レベル1とレベル2の方法を行うだけでも、不安は和らぎ心は少し軽くなると思います。

また、レベル3の「不安を期待に変える」は少し訓練が必要ですが、身につくと、不安を感じたときこそ気持ちが前向きになります。

『ライフ・カウンセリング』を受けたお客様から、「困難にぶつかってもチャレンジしていける気持ちになれた」、「不安感をチャンスだと思ってチャレンジしてきたい」とのご感想がいただけるのも、マイナスにマイナスをかけ合わせてプラスのエネルギーがうみだせることを体感していただいたからです。

人間は想像力を持っているから期待も不安も感じられます。せっかく想像力を持ったのだから、それをプラスのエネルギーに転換して、期待に満ちた人生を過ごしていきましょう。

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私たちは、悩みを抱えると心が狭くなり、考え方もマイナス傾向になってしまい、やる気も失せてしまう。

その状態で「どうにかしよう」と無理に考えても、不安なことやマイナスことばかりを考えてしまい、具体的な解決策を見つけることがむずかしい。

悩みをどうにかしようとする前に、まずは心と思考の整理をして気持ちを軽くすることが、はじめの1歩。

心理カウンセリング空では、会話をとおして心と思考を整理し再び前向きな気持ちと考え方になるように、あなたの心のサポートします。

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