マッチで火をつけること

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口です。

 

最近はすっかり秋の気候となりましたね。

 

先日、朝のニュース番組を見ていたところ、マッチで火をつけることができない小学生の割合が約80%になると放送していました。

 

私は、このニュースが気になったので、情報の基を調べてみると大手家電メーカーの小学生の生活体験の調査結果によるものでした。

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【参照元】

象印 イマドキ小学生の生活体験に関する調査より

https://www.zojirushi.co.jp/topics/shougakusei.html

 

今の時代は、ガスコンロやチャッカマンなどの便利で安全な製品のおかげで、ボタンひとつで簡単に火をつけられるようになっていること、人口密集により家の周りで落ち葉焚きをすることもなくなり小学生が火やマッチに触れる機会が少ないのだと思います。

 

私は、毎月開催しているオープンファームでは、なるべくマッチで火を付ける機会を作るようにしています。

それは、3.11東日本大震災後の焚きだしボランティアである被災者の方のお話を伺ったからです。

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その方は、津波が迫ってくる中、近所の方と着の身着のまま裏山に逃げたそうです。

そして、その日の夜、裏山で過ごすとき、津波の恐怖や街が流された喪失感、夜の寒さでとても辛かったそうです。

しかし、一緒に逃げた方のポケットに、たまたまマッチが入っていて、マッチで火を起こし暖をとったときに、はじめて自分が生きている実感をしたそうです。

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確かにマッチや火は使い方を誤れば危険な道具です。

でも、正しく理解し扱うことができるようになれば、火やマッチは、いざというときに私達のいのちをつなぎとめる道具になります。

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やって見せて、言って聞かせて、やらせて見て、ほめてやらねば、人は動かず。

話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。

やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

                     ~山本五十六~

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 火が危険だからと子供達の前から排除をするのではなく、火は危険を伴うだからこそ、やって見せて言って聞かせて、やらせて見ること。

そして、うまく火がつかないときは、火がつかない理由をみんなで話し合いうまく火がついたときは承認し見守ってあげること。

そうすることで、はじめて火の正しい扱い方が人は理解できるのではないでしょうか。

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また、便利な道具で安全に作った料理よりも、大変な思いと危険なことに少しチャレンジして作った料理の方がなぜか美味しく感じられるものだからです。

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