言葉の最後を肯定的な質問文にする

みなさん、こんにちは

心理カウンセリング空の関口です。

今年は6月には長雨が降り8月は猛暑日の連続です。

毎年、異常気象とが続いてくると、何が通常の気候なのかがわからなくなりますね。

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さて、前回から少し間が空いてしまいましたが、心の中の無意識の口癖を肯定的に切り替えていく方法について書いていきます。

まず、前回までの復習となりますが、人は言葉をベースに思考をしていてます。

また、私達が心の中で無意識で使っている口癖や言葉の最後の意味が自分の思考や感情に作用しています。

例えば、

1.私は頑張った、でも、私には出来なかった。

2.私には出来なかった、でも、私は頑張った。

上記は同じ言葉を使った文章ですが、きっと2の言葉の方が前向きに感じとれると思います。

 

心の中の口癖が「どうせ」や「でも・だって」などネガティブな言葉を多く使っていると、ネガティブに感じる出来事が多くなってしまいます。

人は言葉で思考し、言葉の最後の意味を感じとっています。

ということは、自分の言葉や無意識の口癖を意識的に肯定的な言葉に切り替えていければ、自分の思考も意味も感じかたも変わるということです。

 

ただ、言葉や口癖は今までの習慣として無意識で使っているものが多いため、無意識から出る口癖を抑えることも変えることもできません。

例えば、「どうせ」が口癖になっている人は、「どうせ」の言葉を抑えることは難しいです。

 

では、どうしたらいいのでしょうか?、それは最後の言葉を、意識的に肯定的な質問文にしていく。ことです。

 

例えば、「”どうせ”、私には何もできない。」という口癖がでたら、その後に、意識的に「でも、私にも何か出来る事があるはず。今の私に出来る事はどんなことだろう?」と付け加えます。

また対人関係や親子関係ににおいても、「”なんで”、いつもこの子は私の言うことを聞かないだろう。」という口癖がでたら、「”どうやったら”、私の気持ちをこの子に理解してもらえるのだろう?」と自分の心の中の質問文を意識的に切り替えてみます。

そして、ここで大事なことは、意識的に肯定的な質問文に切り替えた時の、自分の感じかたの変化に気づくことです。

私達は言葉で思考し、言葉を感じとっています。

日々の言葉を意識して肯定的に切り替えていくことで、今までとは見えている世界が少しずつ変わっていきます。

過去と他人は変えることができない。変えられるのは自分とその未来だけ。

見える世界を変えたいと思うようなときは、ご自身の日々の言葉を意識してみてくださいね。

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