公共の場では意識を外に向けておこう

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口です。

最近、街を歩いているときや電車に乗っているときなど、公共の場で意識が自分の中に向いている人が非常に増えたと感じています。

意識が自分に向いているため、周りのことに全く気づけない。

周りのことに気づけないから、他の人との問題を引き起こしてしまう。

今日は、そのことについて書いていきます。

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公共の場では意識を外に向けよう

最近、電車に乗っていると気になることがあります。

若い人やビジネスマンが性別を問わず、シルバーシートに座り、イヤホンをつけてスマホに夢中になっている光景をよく目にします。 高齢者や体の不自由な方が近づいても、彼らは本当に気づいていないのか、それとも無視しているのか分かりませんが、席を譲ろうとはしません。

街を歩いていても同じような光景に出くわします。

イヤホンをつけ、スマホを見ながら歩く人や自転車に乗る人が多くなりました。彼らは周りを気にせず突き進んでいきます。車を運転していると、こういった人たちを見かけるたびに「危険だ」と感じます。

最近のイヤホンは性能が良くなり、ノイズキャンセリング機能で周りの雑音を遮断できます。スマホでは、いつでもどこでも好きな動画やゲームを楽しめます。技術の進歩のおかげで、私たちはどこにいても自分の世界に没頭しやすくなりました。

しかし、こういった人たちに共通して言えるのは、意識が自分の中に向いていて周りが見えなくなっていることです。

プライベートな空間や、他人に迷惑をかけない場所で自分の好きなことに没頭するのは良いことでしょう。でも、多くの人が行き交う公共の場で自分の世界に入り込むのは、少し問題があるのではないでしょうか。

なぜかというと、人間は公共の場では言葉を使わないコミュニケーションをよくとるからです。

例えば、歩いているときに人とぶつかりそうになったら、お互いが少し向きを変えてすれ違います。車の運転中も、ドライバー同士でアイコンタクトを取って譲り合いをします。シルバーシートに座ったときも、周りに気を配れば、席を譲るべき人が来たことに気づくはずです。

これらのコミュニケーションは言葉を使いませんが、お互いの意識のエネルギーで会話しているような感じがします。公共の場では、このような無言のコミュニケーションが大切だと感じます。

公共の場で好きなことに没頭している人にそんなことを言ったら、「そんな面倒なことをしたくない、自分が好きなことに没頭して何が悪い!」と思うのかもしれません。

しかし、そういう人は注意した方がいいと思います。 意識が自分の中に向き続けると、自己中心的になり、周りの人との問題が増えていくからです。

人間は、自己中心的になればなるほど、意識のエネルギーが内側に収束して、自分以外の物事が受け入れられなくなっていきます。その結果、周りの変化に気づけなくなり、些細なことでも問題に感じ、多くの人や社会とぶつかっていきます。

若いうちはそれでもいいかもしれませんが、人間は必ず老いていきます。必ず社会や周りの人からの助けを必要とする時が訪れます。その時に孤立しているのは、大変な状況に追い込まれると思います。

因果応報ではありますが、そうなる前に、公共の場では意識を外に向けておくべきです。

意識を外に向けることで、気づけること学べることがが多いものだからです。

まとめ

私には、視覚に障害がある友人がいます。

彼は少しずつ目が見えなくなっていく病気で、今はサランラップの芯を目につけているような視野しかないそうです。

彼が言うには「最近は外に出るのが怖い」とのことです。

その理由は、以前であれば、お互いがお互いを自然に避けて歩いていたのに、最近は人を避けないで突き進んでくる人が極端に増えたからだそうです。

彼のように視野が狭い視覚障害の方からすれば、いきなり人が現れてぶつかってしまうことがあるそうです。

目が見えてる私たちは、いったいどこを見て生きているのでしょうか。

公共の場には様々な人が行き交っています。

少なくとも、公共の場では意識を外に向けておき、周りを察することが大切ではないかと感じます。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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