みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口剛史です。
2022年も終わりに近づいてきました。
2022年はコロナ禍の収束が見えつつも大きな戦争がはじまるなど、変化の大きな年でした。
近年、大きな自然災害やパンデミックや戦争などが発生し、時代は陽から陰の流れに変わってきたなと感じます。
陽から陰へ変わるとき、これまでどおりに物事を進めてもうまく行かないことが増えてくると思います。
今日は「陽から陰へ、陰時代の考え方」について書いていきたいと思います。
陽から陰へ、陰時代の考え方
前回のブログでも書きましたが、この宇宙は陰と陽の相反する2極で成り立っています。
陰陽思想は中国古代の思想で、陰陽とは天地間にあり、互いに対立し依存しあいなが万物を形成している陰と陽の気のこと。
陰陽が宇宙の仕組みと言われています。
その仕組みを表したものが陰陽の太極図です。
陰陽太極図をよく見ると、陽(白い円)と陰(黒い円)が回転しているものを描いたように見えます。また、陽の中に陰があり、陰の中に陽の円があります。
きっと、どんな時代にも、どんな物事にも、様々な関係性のなかにも、陰と陽があり、陰陽は常に回転していて、陰の中に陽があり、陽の中に陰があるのだと思います。
例えば、仕事でうまく行くとき(陽)があれば、思いどおりに行かないとき(陰)もある。人間関係も楽しいとき(陽)があれば、関係がギクシャクしてしまうとき(陰)のときもある。
自分は何も変わらずいつも通りに過ごしているつもりでも、陰陽の変化による影響が周りに現れてくるのが陰陽の考え方。
きっと、宇宙の仕組みである陰陽の変化は、人間には止めることができない。
陰陽の仕組みの中で大切なことは、自分自身や周りが陽局面なのか陰局面なのかを常に意識して、次の局面に向かっていくことだと思います。
自分が陰局面にいるとき、物事はうまくいかず、問題や悩みを抱え、気持ちは落ち込みます。
逆に、自分が陽の局面にいるときは、物事は思ったとおりに流れて、夢や希望に満ちて気持ちは上がっていく。しかし、陽の局面では感情が高まりすぎて大きな失敗をして、陰に陥りやすい。
陰の局面の場合、これまでの陽時代を省みて、修正する箇所は修正し、新たな気づきを得て、新しい理想や希望に向かって行動していく。
陽の局面の場合は、感情の高まりを抑えつつ、常に慎重に謙虚に行動をすること、また、次の陰の局面に備え準備をしておく。
いまの社会の流れは陽の局面から陰の局面に変わったと個人的には思います。これまでのあたりまえのことがあたりまえでなくなり、不安や恐れを感じやすくなってくると思います。
この局面では、これまでのことを何も省みず、これまでの陽に執着すればするほど不安心理は大きくなり、結果として陰局面が長引くとも思います。
繰り返しになりますが、陰の局面の場合、これまでの陽時代を省みて、修正する箇所は修正し、新たな気づきを得て、新しい理想や希望に向かって行動していくような考え方を意識するが大切だと思います。
2023年が、これまでを省みて、新たな気づきの年になれるように意識したいところです。
まとめ
先日、90代の方から戦争中と戦後直後のお話を聞きました。
当時は食べるものがなく、さつまいもやカボチャばかりを食べていたそうです。
都会では食べるものがなく、多くの人が地方に食べものを買い出しに行ったそうです。
たまに白いご飯を食べられたときは、とっても幸せを感じられたそうです。
たった77年前の日本では食べものと食べることに困っていたのです。
その後の、日本では食べることやエネルギーに困ることなく普通の生活ができるようになりましたが、食料もエネルギーも海外に依存しているのが実情です。
世界情勢の変化、陽から陰に変わる変化のなかで、これまでのあたりまえの生活を省みて、もっと地に足が着いた生活へと見直していくような考え方が必要なのではと、個人的には思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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