みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口剛史です。
今年の連休は山へハイキングに行ってきました。
5月の山は新緑がとてもきれいで、新緑を見るだけで元気なエネルギーがもらえる感じがします。
山に登り新緑を眺めていたとき「すべては循環であり、循環で物事を考えることが大切だな~」と感じました。
今日は「新緑と落ち葉 物事は循環で考える」について書いていきます。
新緑と落ち葉 物事は循環で考える
5月に登った山はブナの新緑がきれいな東京都の三頭山。
ブナの大きな幹に新緑が芽生えとてもきれいでした。
新緑の木や山を見ると不思議と元気がもらえる感じがします。
それはきっと、若葉にエネルギーが充満しているから。
若葉は、これから葉を広げてたくさん日光を浴びて光合成をして幹にエネルギーを送る若葉の1葉1葉がエネルギーに満ちているから、それを見ている人間も満たされていくのだと思う。
でも、ふっと地面を見ると、1年前に若葉だった落ち葉がたくさん落ちている。
この落ち葉も1年前にはエネルギーに満ちた若葉だった。春・夏・秋を過ごしその年の役目を終えた葉は枯れ落ちて枯れ葉となる。
今年の若葉も冬には枯れ葉となる。それが自然の摂理。この流れは誰も逆らえない。
では、枯れた葉はただの役に立たない老いぼれなのか?
一見役目を終えたように見える枯れ葉だけれど、まだまだ役割は残っている。
地に落ちた枯れ葉は雨に濡れ土と空気に触れることを繰り返すことで発酵が進みエネルギーの高い腐葉土となる。
幹は腐葉土のエネルギーを吸収し、来年・再来年の若葉の芽吹かせるエネルギーにしていく。
秋に葉が枯れるのは、葉が地に落ちたときに腐らないようにするため。
木は、幹を中心に循環している。
若葉には若葉の役目があり、枯れ葉には枯れ葉の役目がある。
役目はちがうけれど、幹を中心にエネルギー循環をさせている。
きっと、この宇宙はすべて循環で成り立っている。
そう考えると、この宇宙に生きる私たちだって循環の仕組みの中で生きている。
生まれ変わりの「輪廻転生」、自分の行いが自分に返ってくる「因果応報」などは、循環の仕組みを説いているだけ。
物事を考えるときは「循環させる」ことをベースに考えると、物事が好転しいくように思う。
物事を一部の局面だけで考えると「自分の都合のいいようにしたい、自分が得をしたい」という気持ちがどうしても出てくる。
しかし、多くの場合「自分の利」だけを考えると、その時は利を得られても「循環」できないから時間とともにエネルギーが消失し、最後は自滅していく。
例えば、もし今年の葉っぱが落ち葉になることを拒み続けたら、次の若葉は芽吹けない、腐葉土のエネルギーを幹が吸収できず、最後に幹は倒れてすべてが自滅する。
いまSDGs(持続可能な開発目標)という言葉をよく聞く。
2030年までに持続可能でよりよい世界を目指す国際目標とのこと。逆に考えれば、このままでは地球は持続できないということ。
地球規模、国家規模、企業規模で持続可能な社会を目指すことは重要だと思う。
でも、もっと身近に個人レベルで循環を意識した考えや行動が必要だと思う。
若い人も年老いた人も、仕事でも、人間関係でも、目先の利益や欲求を満たすことだけではなく、その目の前の物事が循環するようにするためにどうするかを考えること、手前の損得よりも、その先にある流れを育てることで自然と好循環になっていくのだと、新緑を見て感じました。
まとめ
新緑が枯れ葉になるよう、私たち人間だっていつかは老いて散っていく存在です。
でも、その人の魂のエネルギーは残り続けて、また次世代へのエネルギー体となっていく。
輪廻転生があるかどうか、因果応報が本当のことなのかどうかは誰にもわからない。
でも大切なことは、すべては循環しており、今日のあなたの意識や行動やエネルギーが回り巡っていくことを理解すること。
悪いエネルギーを発せば悪いエネルギーが巡り、良いエネルギーを発せば良いエネルギーが巡っていく。
だから、若い人も老いた人も、今日1日を少しでも良いエネルギーを発して地球が好循環になるように意識することが大切なのではないでしょうか。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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