心理学を学ぶよりも心のあり方を意識しよう

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口剛史です。

以前、お客様から「私も心理学を学んだ方がいいですか?」と質問を受けました。

「なぜ、心理学を学びたいのですか?」と質問したところ「人生を前向きにしていきたい」とのことでした。

私の考えでは、心理学を学んでも人生を前向きにしていくことは難しいと思います。毎日を前向きに過ごすために必要なのは、心理学の知識ではなく、自分の心のあり方だから。

今日は「心理学を学ぶよりも心のあり方を意識しよう」について書いていきます。

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心理学を学ぶよりも心のあり方を意識しよう

私はITエンジニアとしても仕事をしており、日々お客様のパソコンやシステムトラブルのサポートをしています。

パソコンやスマホやインターネットがどのような技術と仕組みで動いているのか、なぜこのブログがあなたの画面に表示されているのか?を理解しているので、お客様のパソコンやシステムトラブルに対応できます。

お客様にサービスを提供するエンジニアや専門家になるのであれば、技術的な知識や仕組みを学び理解することは必要です。

しかし、スマホやインターネットを普通に使うのであれば、専門的な知識はいらないものです。

技術的な知識よりも、どのようにスマホやインターネットを日々活用するかの方が重要になります。

心理だって同じだと思います。

特に、技術仕様がない「あなたの心」は、心理学を知識で学んだってわかりません。

心理学を学ぼうとするときの大事なポイントは、心理学という学問を専門的に学びたいのか、それともあなたがあなたの心を理解したいのか?を明確にしておくことです。

心理学を専門的に学んでも、あなたがあなたの心を理解しなければ、あなた自身は変わりません。

あなたの心を理解しこれからを変えたいいきたいのであれば、心理学の専門知識よりも日々の心のあり方が重要になってきます。

自分の心に何を投げかけているのか?、自分とどんな対話しているのか?など、自分の内側にある考えや声を意識化し改善・実践していくことが、心のあり方のポイントになります。

どんな学びも、知識を得るために学ぶのか、なにかを変えていくために学ぶのかで、その学び方は大きく変わるものです。

「人生を前向きにするために心理学を学びたい」と質問されたお客様には「心のあり方を意識する」をオススメしました。

まとめ

私も心理学を学びはじめたころは、人間の心の仕組みを学べたような感覚になり、とても新鮮でした。

しかし、心の仕組みを知識で学んだところで、自分自身が変わることはありませんでした。

そのときに自分自身に対して「自分は何の為に心理学を学ぶのか?」を問い直したところ、自分と未来をよりより良くしていくためであることを思い出し、経験をとおして自分の心が感じたことや考えたことから学んでいく方法に切り替えました。

心理学を知識で学んでインプットすると「なるほど」ぐらいでしたが、経験を通して心を学ぶと「そうだったのか!」と腑に落ちる感覚です。結局のところ、最終的に自分にとって必要な知識や答えは、外にあるのではなく自分の中にある。

心理学とは知識を学ぶことではなく、自分を理解すること。自分の心を理解するために、自分の心のあり方が大事なのだと思います。

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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