先の見通せない時代では「違和感」を大切にしよう

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口剛史です。

人間にはいろいろな感覚がありますが、みなさんはどんな感覚を大切にしていますか?

私が大切にしている感覚は違和感です。

違和感は、いま大切なことを気づかせてくれる感覚だからです。

今日は「先の見通せない時代では「違和感」を大切にしよう」について書いていきます。

目次
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違和感とはなにか?

違和感とは以下のようなこと。

違和感

周りのものとの関係がちぐはぐで,しっくりしないこと。

~大辞林より引用~

心の中で「なんとなく変だな・・」「何かが少し違うような」と感じたときに違和感を抱きます。

違和感を抱いたときは、何が変なのか、何が違うのか、自分でもわからない状態なので、違和感は無視した方が楽です。

しかし、私の経験上、違和感を無視すると必ずその後でトラブルが発生し、トラブルが発生したときに「あのとき感じた違和感はこれだったのか・・・」と気づくことがほとんどです。

その経験から、私はIT系の仕事をしているとき、カウンセリングをしているとき、車を運転しているときも、常に心の中の違和感を大切にしています。

でも、違和感を感じたとき、違和感の正体がわからないことがほとんどです。「なんとなく変だな・・」「何かが少し違うような」と少しわかる程度で、何が正しいのか?どうするべきなのか?が、まったくわからない状態です。

なので、違和感を感じたときは、心が違和感を感じた理由を徹底的に考え言語化するようにしています。

直ぐに言語化できる違和感もあれば、1ヶ月以上経ってから言語化できる違和感もあります。違和感を言語化できたとき「だからか~」と腑に落ちる感覚を得られます。

カウンセリングではにおいては、会話しているなかで違和感に感じたことを考え言語化し、それをお伝えすることでお客様も腑に落ちることが多いようです。

個人的な考えになりますが、違和感とは心の無意識にある「今の自分にとって必要な情報」なのだと思います。

しかし、必要な情報を直接意識化できないため、心は違和感として意識上にサインを出す。その違和感は言語化された時点で意識化され、明確で重要な情報として扱えるようになるのだと思います。

きっと、誰の心の中にも「今の自分にとって必要な情報」があって、その情報を違和感として抱き言語化(意識化)できると、自分で問題や悩みを解決することができるのだと思います。

私は、心の違和感をキャッチしやすいように3つのことを実践しています。

違和感をキャッチしやすいようにする3つの方法

いろいろな経験をする

違和感とは、心の中にある「今の自分にとって必要な情報」のため、心の中に情報が多ければ多いほど、違和感を感じやすくなり必要な情報を引き出すことができます。

心の中に情報を増やしていくには、自らいろいろな経験をすることです。成功も失敗も含めた経験をすることで、自分にとって必要な情報だけが心に残るからです。

スピリチュアル的には心は集合無意識ですべてつながっているから・・・、情報化で考えればGoogleで検索すれば情報はすぐに得られるから・・・、と経験をおろそかにすると違和感を感じられません。

違和感のポイントは「自分にとって必要な情報を得る」ことです。

自分にとって必要な情報を得るためには、過去の自分の経験というフィルターを通したものでないと、今の自分が腑に落ちるような情報にはならないのです。

常識を疑い、興味と疑問を持つ

違和感を抱くには、常識を疑い興味と疑問を持つことです。

例えば、ニュースなど見ているとき、情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、「なぜ、そういう伝え方をするのだろう?」と興味と疑問を持つことで、伝えたい側の意図が見えてきます。

人とのコミュニケーションも同様で、相手が話していることをそのまま聞くのではなく、「なぜ、そう考えるのか?、そう思うのか?」など、相手に興味と疑問を持つことで、その人の本当の想いを感じられるものです。

興味と疑問を持つことで感性が高まり、違和感もキャッチしやすくなるのだと思います。

違和感を言語化する

人間は言語で思考します。言葉にできないものは理解することも説明することもできません。

違和感は「なんとなく変だな、おかしいな」という漠然とした感じで、何が変でおかしいのか自分でもわかっていません。

「感覚的におかしい」を具体的なものに変える為には、感覚的なものを言葉で説明できるぐらいまで考えます。

そもそも、心に何もなければ違和感は抱きません。

心の中に何かがあるから違和感を抱くので「なぜ、違和感を抱いたのか?」と違和感の正体を徹底的に考え「ここが変だと感じた」と自分自身に対して説明できれば、その違和感は必要な情報になることが多いと感じます。

まとめ

自然災害が多く発生し、コロナも収束する見通しも立ちません。

令和の時代はこれまでの常識や価値観だけでは通用しない時代になったと思います。

人間には動物的な感性が備わっています。

先が見えない時代では思考と感性の両立が必要になると感じます。

違和感も感性のひとつ。心の中の違和感をキャッチできるようになれば、先が見通せない時代でも、今の自分にとって必要な答えが導き出せるのだと思います。

ここまでお読みいたただきありがとうございました。

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