心理カウンセリングに効果がない理由

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口剛史です。

情報化の現代はストレス社会。心にゆとりをもてず仕事や人間関係で大きなストレスを抱えてしまいうつ病になる人が増えています。

ストレス社会だからこそ、考えを整理する機会や自分を見つめなおす時間をもつことが必要で、その手段としての心理カウンセリングなどのサービスが重要になると思います。

しかし、「心理カウンセリングは意味がない」「カウンセリングには効果がない」「カウンセリングを受けたけれどお金と時間の無駄だった」というご指摘がたくさんあるようです。

SORAのカウンセリングに来られる方のほとんどは、過去に他のカウンセリングを受けたことがある人で「カウンセリングを受けているときは楽になれたけど、その後に元に戻ってしまった」とのことですので、カウンセリングに効果がないとうご指摘はもっともです。

しかし、本当に心理カウンセリングに効果はないのでしょうか?、そもそも心理カウンセリングの効果はどんなことなのでしょうか?

今日は、心理カウンセリングの効果について書いていきます。

目次
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心理カウンセリングに効果がない理由


結論から言えば、クライアントが求めていた結果とカウンセラーが提供した内容がちがうから。

例えば、歯が痛いのに、心療内科に通院していたら効果を感じられないのと同じこと。

では、なぜクライアントが求める結果と、カウンセラーが提供する内容がちがってしまうのか。

それは、クライアントが感じている意識的な悩みの解消をカウンセリングの目的とするから。

例えば、心に1本の矢が刺さっていて「つらい」とします。

カウンセリングで矢を抜けばつらさから解放されます。

しかし、なぜ心に矢が刺さってしまったのかを理解しておかないと、根本的な解決にいたらず、また刺さる可能性があります。

意識的な悩み(刺さった矢)を解消しても、潜在意識下にある真の問題(矢が刺さった理由)に気づけないと、また同じようなことで悩みはじめてしまう。その結果「あのときの心理カウンセリングに効果がない・意味がなかった」と感じてしまうのです。

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意識上の悩みと潜在意識下の問題は違うもの

心理カウンセリングには「心理カウンセラーが悩みを聞いてくれる、そして解決策を教えてくれる」というイメージが強いようですが、それは間違ったイメージ。そのイメージでカウンセリングを受けると「カウンセリングに効果がなかった」という結果になります。

その理由は2つ。ひとつがカウンセラーが悩みの解決策を教えると依存関係になりクライアントの成長を阻害すること。もうひとつが、悩みを表面的に解決してしまうと、潜在意識下の問題にアプローチできなくなること。

クライアントが抱える意識上の悩みと潜在意識下の問題はちがうもの。

心理カウンセリングの本質は、潜在意識下の問題を意識に上げ、もう同じようなことで悩まないようにすること。

1つの事例を紹介します。

以前、Aさん(女性)から「彼氏ができなくて悩んでいる」というご相談を受けました。

Aさんの話を詳しく聞いたところ「周りの友だちには彼氏がいるのに、私だけは彼氏がいない。コミュニケーションも苦手だから何とかしたい」とのこと。

Aさんの意識上の悩みは「彼氏ができない」こと。しかし、潜在意識下の問題は「他者との競争」で「周りに彼氏ができたから、私にも彼氏が必要」という焦り。

カウンセリングをとおして他者と競争していることに気づいたAさんは、本当にやりたいことに気持ちを向けられるようになり表情も明るくなりました。その結果、Aさんらしい恋愛ができるようになるではないでしょうか。

最初の「彼氏ができない、コミュニケーションを改善したい」という悩みは解決しなくても、潜在意識下の問題に気づいたことで、今は彼氏ができないことに悩む必要性がなくなりました。

「いかなる問題も、それをつくりだした同じ意識によって解決することはできない」とアインシュタインは語っています。言葉を言い換えると「意識を上げないと問題は解決できない」という意味になります。

潜在意識下にある問題を「気づき」として意識のレベルを上げることが、カウンセリングのひとつの効果です。

カウンセリングの真の効果とは、人生によりよい変化をもたらすこと

潜在意識下にある問題を「気づき」として意識のレベルを上げることがひとつの効果ですが、カウンセリングを受けただけでは意識レベルは上がりません。

カウンセリングを受け終えてその日は心が楽になれても、翌日にはなにも変わっていない現実がクライアントを待っています。その現実のなかで、今までと同じような認知と行動をしていては、またストレスや悩みを抱えてしまう。

そのために、カウンセリングを受け終えたあとは、意識のレベルを上げるために、今までと違った『新たな行動』を起こす必要がある。

新たな行動を積み重ねることで、自分の心のなかで変化が現れ、やがて自分の周りにも人生でも変化を感じられるようになる。その結果、過去の悩みは今の悩みではなくなっていくもの。それが意識レベルが上がった証拠。

心理カウンセリングの真の効果とは、クライアントが新たな行動を起こし意識レベルを上げ、人生によりよい変化をもたらすこと。

そのために、心理カウンセラーは、カウンセリングというクライアントとの協働をとおして、潜在意識下の問題に気づき人生をよりよく生きられるように意識レベルを高めていくことが、本来の役割なのです。

まとめ

SORAで提供する心理カウンセリングの主な方針は以下の2つ。

  • 潜在意識下にある問題を「気づき」として意識に上げること
  • 新たな行動を起こし意識レベルを上げ、人生によりよい変化をもたらすこと

これら2つをクライアントが実感できたとき、はじめて「心理カウンセリングに効果があった」と感じられるものだからです。

カウンセリングの効果は、カウンセラーが提供する方針とクライアントが求める結果が一致してはじめて得られるものです。

よって、効果的にカウンセリングを受けたい場合は、カウンセリングの方針とカウンセリングを受けて自分がどうなりたいか?を事前に明確にしておくことをオススメします。

最後に、心理学者エリックバーンの有名な言葉をご紹介します。

過去と他人は変えられない。

しかし、いまここから始まる未来と自分は変えられる。

~エリック・バーン~

あなたは、なにを変えるために心理カウンセリングを受けようと思いますか?

ここまでお読みいただきありがとうございました。

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