みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口です。
もうすぐ春ですね。桜が咲き始め初々しい学生服やスーツ姿の人々を見かける季節で、春は何か新しいことがはじまりそうでウキウキした感じです。
でも、私は春になるといつも「自分自身がうつに陥ったときの気持ち」を思い出します。
なぜならば、私が「うつ」で動けなくなったのは、春先だったからです。
社会が新しく動きだそうとしているとき、動けなくなった自分が嫌で嫌でしょうがありませんでした。
今日は私のうつ克服記として「仕事している人を見ると自分に嫌気が差す」について書いていきます。
仕事している人を見ると自分に嫌気が差す
前回の記事の続きです。
心・頭・体がバラバラになってから朝起きることも出来なくなり、会社を1ヶ月間の休職することになりました。
1ヶ月間休職をすれば仕事のストレスからだいぶ解放され、心もきっと回復すると思っていたのですが、休職が決まってから、私の心にはひとつの感情が涌き起こっていました。
その感情が「仕事している人を見ると自分に嫌気が差す」というもの。
私は春先に動けなくなり4月から休職期間に入りました。
社会が新しく動き出したときに、私は自宅で療養するようになってしまいました。
平日の昼間に1人で部屋に困っていると気分が落ち込むばかりなので、気分転換のためにポカポカ陽気の春の昼間に、散歩でもしようかと外にでてみました。
するとなぜか、忙しそう歩くサラリーマン、道路工事を頑張っている人、買い物をするときに一生懸命にレジを打つ人など、忙しく仕事している人ばかりが目に入るようになり、そして、そうでない今の自分にどんどん嫌気が差して自己嫌悪に陥っていきました。
この「仕事いている人を見ると自分が嫌になる」感情は不思議なもので、平日の8時~22時ぐらいに現われ、逆に平日の夜や土曜日・日曜日には現われない。
この感情は、以前に自分が仕事をしていた時間帯に現われるものでした。
平日に外を歩くと、どんどん自分が嫌になるので、平日の昼間は自宅の中で過ごし、平日の夜や土曜日・日曜日に少しだけ外にでるという生活になっていきました。
でも、このときの私の心理状況は、平日は自己嫌悪状態で、土曜日・日曜日に少だけし安心できるという気持ちでした。
仕事を休職をすることにより、仕事のストレスから解放されましたが、結局、自己嫌悪という新しいストレスを抱える続ける状態で、心が休まることはなく、休職期間も1ヶ月から3ヶ月へと伸びてしまいました。
続きを次回書きます。
今の自分から当時の自分へひとこと
「仕事をしている人を見ると自分に嫌気が差す」という当時の感情をいま客観的に振り返ってみると「仕事をしていない自分が許せない」という強い思いが心の根底にあったからです。
だから、平日の勤務時間中に自己嫌悪に陥り、休日に少し安心できるという状態になりました。
ほんと、人の心は不思議なものです。
表面的に現われている気持ちとその裏に隠れている気持ちの両面を持ち合わせています。
「仕事をしている人を見ると嫌気が差す」という表面的な気持ちの裏に隠れていたのは「仕事をしていない自分が許せない」という気持ちでした。
でも、その当時はそんなことに気づく余地もなく、ひたすら表面的な理由で自己嫌悪に陥っていました。
もし、過去の私と同じように悩んでいる人がいるのであれば、自己嫌悪に陥り自己否定をする前に少しだけでもいいので、
「この自己嫌悪の裏に隠れている本当の気持ちは何か?」を考えてみてください。
きっと、最初は難しくてなかなか書き出せないかもしれません。
自己否定をしてしまった方が楽なのかもしれません。
でも、諦めずに自分に問いかけてみてください。
いつか必ず、表面の気持ちの裏に隠れているもうひとつの気持ちが見えてくると思います。
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