心理カウンセリング空の関口です。
ストレス社会の現代ではうつ状態になる人が多く、仕事になるとうつ状態になりプライベートとなると遊びを楽しめる新型うつなどのうつの種類も増えています。
過去に私も精神科医から「あなたは抑うつ病です。」と診断されました。
このときの私の心の中での複雑な気持ちは今でも明確に覚えてます。
今回は私のうつ体験記として、私がうつ状態に陥るまでを書いていきます。
私が抑うつ状態に陥るまで・・・
前回の記事の続きです。
私の前職はIT関連の仕事でした。
前職ではネットワークシステムの構築・保守を担当するネットワークエンジニアとして現場で約8年間業務を経験したのち、本社でマネジメント業務を担当することになりました。
ネットワークエンジニアの業務は、ネットワークシステム上に起きる様々な技術的な問題解決が主な業務で、私はネットワーク技術に関する問題解決は自信があり、自分の思うどおりに業務をおこなうことができていました。
しかし、マネジメント業務に就いてからは、取引先との調整や社員の管理や調整など、人に関わる問題解決が主な業務となり、会社・人間関係の問題解決になると、自分の思いどおりに仕事をこなすことができず、私の心に少しずつ不安と焦りが広がりはじめました。
私の心に追い打ちをかけるように、社会的に大きな不安要素が勃発し、それからは業務内容も激変し、取引先や社員に関わる問題がどんどん増えていく。
問題が増えるにつれて、私の心はどんどん不安と焦りに駆られ、次第に業務がまわらなくなっていきました。
まわらなくなった仕事を終わらせるために、朝から夜遅くまで毎日仕事をしようとするのですが、そのときすでに心の中は焦りと不安でいっぱいとなり、長い時間職場にいたとしても、業務がはかどるはありません。
逆に、自分がおこなうことすべてに自信を持てなくなり、頭ではやらなければならいとわかっている仕事に対しても、自分で行動に起こすことに心は恐怖に駆られ、思いどおり動くことすらできなくなっていきました。
業務の問題が増えていくなかで、自らまともに動くことが出来ない状態、そして問題が問題をよび更に大きな問題へと発展していき、ますます私の心は恐怖にかられて動けなくなっていく負のスパイラル状態に陥りました。
その頃から、朝起きること、会社に行くことも、付き合いの飲み会に参加することも、すべてが辛く悲しく感じるようになりました。
職場の上司も私の異変に気づき、会社の近くの心療内科にいくようにアドバイスをしてくれました。
正直、私は精神科医には行きたくなかったですが、既に私1人ではどうすることもできなくなっていたので、上司のアドバイスを受け入れ、会社から少し離れた精神科医にはじめて行くことにしました。
当時の私を振り返ってみると
いま、当時の私のことを振り返ってみると、すべてのことが不安でいっぱいでした。
心が不安でいっぱいになると、何もすることができなくなり、自分に自信がもてなくなります。
そして、何もするこたができなくなるから「何もできない自分はダメだと」自分で自分を追い込み、心はますます落ちこんでしまいます。
もし今の私が、当時の私に一言をいうのであれば、
「思いどおりに出来なくなった自分を素直に認めよう」と言うと思います。
当時の私は負のスパイラルに陥りながらも、自分ひとりでなんとか解決しようと思っていました。
だから、今の自分の心の状況を素直に誰かに打ち明けることもなく、表面上は何事もないように装っていました。
もし、当時の私が今の自分の状況を上司などに正直に話し、素直に誰かに助けてもらうことができたなら、自分が動けなくなるまで、自分を追い込むとはなかったのではと思います。
きっと、当時の私はどこか完璧主義者だったのかもしれません。
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