
カウンセリングSORAの関口です。
これまでの自分自身の人生を振り返るとともに、多くの方々から寄せられた人生相談を思い返す中で、私は
「人生をより良く生きるためには、人としての生き方を学ぶことが大切だ」
と実感しています。
人としての生き方を知ることで、これから歩むべき道が少しずつ見えてくるからです。
そこで、みなさまの人生に少しでも役立つヒントをお届けできればと思い、人としての生き方に学べる書籍を引用しながらブログを綴っています。
しばらくの間は、「イソップ寓話」からの引用をもとに、生き方について一緒に考えていきたいと思います。
今日の言葉
イソップ寓話より引用
203)猿と漁師
高い木の上に腰かけていた猿が、漁師が川で網を打つのを見つけ、その動作をじっと見守っていた。
漁師たちが網を曳き上げ、少し離れた所で昼食をとりはじめたので、猿は木から降りて行き、自分も同じことをしてみようとした。
この動物は真似が好きと言われているのだ。
ところが網を手にしたとたん、絡まってしまい、独り言を言うには、
「こんな目に遭うのも当然だ。漁師の仕事を習いもしていないのに、どうしてこんなことに手を出したのだろう」ふさわしくないことに手を出すのは、無益であるばかりか、有害でさえあるということを、この話は説き明かしている。
【引用元:岩波文庫『イソップ寓話集』 著:イソップ/翻訳:中務哲朗】
すべての結果は過程の上に成り立つ|イソップ寓話「猿と漁師」より
「猿と漁師」の寓話を、現代風に解釈すると、次のようになるでしょう。
とある男性が、YouTubeで
「投資家による、楽に儲かる方法」
という動画を見ていました。
「これなら自分にもできそうだ」と思い、投資したとたん、大損してしまいます。
男性は独り言を言います。
「こんな目に遭うのも当然だ。投資の勉強もしていないのに、どうして動画を信じてしまったのだろう」
この話は、過程を考えずに安易なものに手を出すことは、無益であるばかりか、損をすることが多いということを教えてくれています。
一見、簡単に見える物事にも、簡単にできるようになるまでの努力が、数多く隠されているものです。
最近では、
「2週間で学べる○○」
「楽に稼げる×××」
といった、安易で簡単な方法をうたう情報が増えています。
しかし、短期間で身につく学びや、楽に稼げる方法は、実際にはほとんど存在しません。
学びには努力が伴い、稼ぐには、それ相応の考え方や経験が必要です。
それでも、こうした情報が増えているのは、努力の過程を想像せず、結果だけを見て物事を評価する人が増えているからではないでしょうか。
ただし、結果だけを見て物事を評価する生き方は、猿のようにならないよう注意が必要です。
すべての結果は、過程のうえに成り立っているのです。
イソップ寓話集の「猿と漁師」を読み、そのようなことを感じました。
今日の問いかけ
「あなたは、猿のような生き方をしたいですか。 それとも、漁師のような生き方をしたいですか。」
何かしらの能力や技術を自分のものにするには、それ相応の学びや経験が必要です。
最近は、AIの発達により、さまざまなことが簡単にできるようになってきました。
しかし、どれほど技術が進歩しても、何かを自分の力として身につけるには、学びと経験を積み重ねていくしかありません。
これは、時代が変わっても変わらない、普遍的な真理だと思います。




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