みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口です。
少しずつ日が伸びてきて、公園の「さくら」の蕾も少しずつ大きくなってきました。
きれいに咲く「さくら」を見ると、心がホッと和んだり新しいはじまりにワクワクしたりしませんか?
長く厳しい冬を過ごしてきた分だけ、春に咲く「さくら」を見ると誰もがうれしく感じるものですね。
しかし、「さくら」は春に花を咲かせるために、寒い冬を経験しなくてはならないことをご存じですか?
今日は、春に向けて「さくら」の「休眠打破」と「心」について書いていきます。
心の休眠打破
きれいに咲き誇る「さくら」を見ると、心がホッと和み、新しいはじまりにワクワクを感じます。
長く厳しい冬を過ごしてきた分だけ、春に咲く「さくら」を見ると誰もがうれしく感じるもの。
しかし、「さくら」が花を咲かせるために、冬に寒さを経験する必要があることをご存じですか?
「さくら」の蕾は、冬に低温を経験しないと芽が動き出しません。
そのプロセスを「休眠打破」といいます。
休眠打破
休眠状態にある種子・冬芽・球根などが、ある特定の刺激を受けたのち、活動状態になること。
サクラの開花には、冬期に一定期間低温にさらされる必要があることが知られる。
デジタル大辞泉より引用
「さくら」は、寒い時期から準備をはじめ、春にいち早くきれいな花を咲かすことができるから、花を見た人々に、ホッとした感じやワクワク感を与えることができます。
この「休眠打破」のプロセスは、私たち人間の心にもあるように感じます。
人生にも、春のようなうららかな時期もあれば、冬のようなきびしい時期もあります。
冬の厳しい時期には、想定外の出来事や、厳しい試練に直面することがあります。
その時期は、生きることがしんどくなったり、これから進む道が見えなくなったりして、次へのステップを見失ってしまいます。
次へのステップが見えなくなると「早く春がこないかな」と、じっとい春の訪れを待ってしまいます。
しかし、厳しい冬の時期には、ただ春の訪れを待つのではなく、春に向けた準備が必要なのではないでしょうか。
きっと、心も「さくら」と一緒で、厳しい冬のときに春に向けて少しずつ準備をすることで、心の中の新しい芽が少しずつ動き出し、春の訪れと同時にきれいな花を咲かすことができる。
厳しい冬を経験してきたからこそ、その花を見て、周りの人と感動や勇気をわかちあうこともできる。
人生の冬では、問題は課題、悩みを抱えやすいものです。
そういうときは、この冬の先に必ず春が訪れることを信じて、「いまの自分にできること」を少しずつ準備していきましょう。
厳しい冬の後には、誰にでも平等に春が訪れるものだから。
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