みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口です。
悩みや問題を抱えてしまったとき、その苦しさからすぐに答えを求めたり、現実から逃げ出したくなりますが、それだと心は成長しません。
繰り返されるような悩みや問題を克服していくには、心を成長させていくしかありませが、心の成長には時間がかかります。
お米が6ヶ月かけて成長するように、心もゆっくりと成長していきます。
繰り返されるような悩みや問題を抱えたときには、心の成長過程を意識することが大切になります。
お米の成長過程
昨日、今年もお世話になった田んぼに
トラクターをかけ、全ての米づくりの作業を終えました。
5月に蒔いた種籾(たねもみ)は、11月に再び種籾へと戻り、6月に水を張った田んぼも11月に再び乾いた大地へと戻りました。
お米を育てていると、人間の心の成長も一緒だなと感じます。
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お米は、田んぼの中で下記のプロセスを経て成長します。
☆→ 種 → 芽 → 花 → 実 → ☆ (プロセス)
————-大地(田んぼ)————– (フィールド)
種
芽
花
実
種
お米の成長プロセスは自然の流れ(摂理)です。
自然の流れに対して、人間がどうにかできることは、あまりありません。
しかし、自然の流れの中で、お米の実りが最大限になるように田に肥料をまき、水を張り、草をむしるなど、人間が手間暇をかけることはできます。
お米の成長プロセスに、人間が寄り添い手間暇をかけることで一粒の米が、6ヶ月後には数百倍の米へと成長をします。
この、お米の成長プロセスと同じようなプロセスが、私達の心にも存在します。
心の成長過程
【お米の成長プロセス】
☆→ 種 → 芽 → 花 → 実 → ☆
【心の成長プロセス】
☆→ 悩み → 挑戦 → 理想 → 現実 → ☆
————-社会・人間関係————– (フィールド)
すべての生きものが与えられたフィールドのなかで、ひとつの種から成長するように、私達の心もひとつの種から成長をしていきます。
何かが成長をするためには”種”が必要です。心が成長する種が”悩みや問題”です。
その種の成長によりそいながら、手間暇をかけることで、はじめて、その種から何百倍の実りを得ることができる。
これが自然界の摂理です。
それなのに、人は”悩みや問題”の種を抱えると、その苦しさかから直ぐに解決できる答えを求めたくなります。
でも、これは種を蒔く前から、成長の”種”を放棄するようなもので心が成長することができません。
そして、心が成長することができないから、悩みや問題の答えを得て一時的に解決ができたとしても、また、同じようなことで悩みを抱えてしまうのです。
”悩みや問題”を心の成長の”種”と捉え、その種を手間暇をかけてじっくり成長させていくことで心は広がり成長していきます。
そして、心が広がり成長した分だけ今までの”悩みや問題”は反比例で小さくなり、今までの自分の”悩みや問題”をもう”悩みや問題”と思えなくる実りを迎えるのです。
人生は、悩みや問題の連続です。
ひとつ悩みを解決しても、また次の悩みが訪れます。
だからこそ、”悩みや問題”を小手先の手段で解決するのではなく”悩みや問題”を心の成長の機会ととらえ、心を育てていくことが大事なのだと、私は考えています。
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