みなさん、こんにちは。
カウンセリング空の関口です。
いま田んぼでは、お米の花が満開です。
満開の田んぼに立つと”ブーン”という低い音が聞えてきます。
田んぼの中をよく観察をしてみると、小さなミツバチがたくさんいます。
どうやら、お米の花の蜜を集めているようで、足には蜜がたくさんついています。
田んぼの中では、ミツバチ以外にも、カエルやトンボやクモなど、いろいろな生きものが生きています。
私達が稲を育てる理由は、秋以降に”お米”として食べられるようにするためです。もう少し具体的に言うと、秋以降にお米を食べることで私達が生き続けられるようにするためです。
お米を育てる田んぼでは、お米が実るまで間にも、いろいろな生き物が一生懸命に生きています。そう考えると、お米をつくることとは、私達人間が食べるためだけのものではなく、田んぼの周りに存在するすべての生きものためでもあると改めて感じます。
いま、田畑への過度な農薬散布の影響により、ミツバチが減少していると言われています。
農村の過疎化、農業従事者の高齢化、農作業の効率化など現状を考えれば、農薬も必要だと私は思います。
しかし、人間本位の効率化や実り(結果)だけが重視されるやり方は、いつか自然の生態系のバランスを崩し、その結果として、自然の中に生きる私達も崩れるときがくるのかもしれません。
農業は産業であると同時に、私達が生き続けるための源でもあります。強い農業も大事だけれど、もっと私達ひとりひとりが生きる源に、もう少し意識を向けることが大事なのではないでしょうか。
コメント