みなさんこんにちは
心理カウンセリング空の関口です。
先日、合鴨農法の最後のお仕事をしました。
合鴨農法では、田植えを終えると共に合鴨のひなを田んぼに放し、ヒナたちが田んぼを自由に動き回ることで虫や草の抑制をします。
合鴨農法は、稲と合鴨が共に成長をしていく農法です。
そして、稲穂に実がつき始める頃、合鴨は田んぼでの仕事を終え、新米がいただける季節になると合鴨は私達が食べるお肉にとなります。
この場面だけ切り取ってしまうと、合鴨がかわいそうと思うことでしょう。
でも、私たち人間は、他の いのち を食べて 自分の いのち をつないで生きています。
今年の新米だって、稲の植物の視点から見れば自ら子孫の いのち をつなぐの貴重な いのちの種 です。
可哀想と事実から目を逸らすのでなく他の いのち をいただいて生きている事を実感しいまの 自分の いのち を大切にすること。そして、自分の いのち を活かして自分のまわりの いのち を大切にしていくこと。
合鴨を締める仕事のときにいつも考えさせられます。
私達日本人はご飯を食べるとき「いただきます」と言います。
では、なぜ「いただきます」と言うのでしょうか?マナーだからですか?親に教わったからですか?、「いただきます」という言葉には他のいのち をいただくことへの感謝といただく いのち に対して、自分が今日もしっかりと生きていくことを約束する意味が含まれていると私は思います。
そして、そう心をこめて「いただきます」と言葉にすることで、今日も食べられるご飯の意味が変わってきます。
今日も頑張って生きようと勇気をもらえます。
いまの日本では、いつでもどこでもおいしいものを食べられます。
でも、いつでもどこでも食べられてしまうから、いつも食べられることに感謝することも、その背景にある 多くのいのち を感じることができないのかもしれません。
おいしいものを食べることよりもいつもの料理をおいしく食べられること
感謝の心を感じて食べる料理は心の豊かさにつながっていき、心の豊かさは、心身の健康へとつながっていきます。
みなさんも、今日のご飯をいただくときに心をこめて「いただきます」と言葉にしてみてくださいね。
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