みなさん、こんにちは、心理カウンセリング空の関口です。
今週は久しぶりに秋晴れの日が続きましたね。
秋は空が高くてともて心地がよいですね。
夕暮れどきの はざかけしている稲もとてもきれいです。
さて、今回も二宮金次郎の言葉を借りて私が感じたことを書いていきます。
生きているときは人で、死んで仏になると思うのは間違っている。
生きているとき仏であるから死んで仏になるのだ。
生きているときに人で、死んで仏になるわけがない。
生きているとき鯖の魚が、死んで鰹節となる理屈はない。
林にあるとき松で、伐られて杉となる木はない。
だから生前仏で、死んで仏となり生前神で、死んで神である。
前回の記事でも書きましたが、私がうつ病から脱却するために、”うつが治ったら元気になる”のではなくいま という時間のなかで、どんなことをしたら自分は元気になれるのだろうか?という 視点で考え方を変えました。
実は私達の無意識の思考パターンとして何かをしたら何かになれるというもの とあの時、こうだったから いま はこうなんだというものがあります。
例えば、結婚をしたら幸せになれる とかうつにならなければ、人生は楽しかったのにとか、未来を先取りして いま を否定すること や過去の出来事に囚われて いま を後悔することなど私達は いま にしか生きていられないのに、いまに未来や過去を持ってきていまを否定や後悔をしてしまいます。
死んでから仏になるのではなく今から仏であろうとすること。未来の幸せをゴールにするのではなく、今から幸せであろうとすること。
今から仏であろうとするから死んでからも仏になるのであり、いまから幸せであろうとするから未来が幸せなっていくのです。
二宮金次郎さんが活躍した時代も2014年の現代も、そしてこれからの未来もいつの時代でも人は いま にしか生きていられません。
過去を後悔するよりも未だ見ぬ未来を考えて不安になるよりもいま からできる小さなこと といまここ の時間を大切にしていきましょう。
~参考文献~
中桐 万里子著
『二宮金次郎の幸福論』
コメント