小さな習慣を大切にしていくこと

おはようございます。

心理カウンセリング空の関口です。

今年も田んぼの稲刈りもおわり、 役割を見失い残されていたかかしはとても寂しそうでしたので

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生まれの地の畑に戻しました。

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来月のイベントでかかし供養をする予定です。

 

さて、今日も二宮金次郎の言葉を借りて感じたことを書いていきます。

 

枯れ葉が庭に落ちるのにたとえると、毎日落ちるのは天道で、これを掃くのが人道だ。

掃くそばから落ちる。これが自然というものではないか。

落ちるから叉掃く、これが作為というものではないか。

だから毎朝一度はこれを掃くがよい。

けれども、1枚落ちるごとに庭に立ち出てほうきをとるのは、これは落葉のために使われるものであって、愚かな話だ。

ただ、天道にまかせきりで人道をゆるがせにすることがなければ良いのだ。

 

毎日、落ち葉が落ちるのは自然現象。

落葉があるから掃いていたのでは、それは落葉に自分が使われているということ。

 

落葉があるから掃くのではなく、落ち葉があろうがなかろうが、毎朝毎朝1度だけ掃くことが大事なこと。

 

これは私達の考え方にも言えることだと思います。

私がうつ病を経験しているとき”うつが治ったら元気になれる”と思っていました。

だから、一生懸命にうつを治そうとしましたが、でも、なかなか元気になることはありませんでした

 

そこで私は考え方を変えることにしました。

”うつが治ったら元気になる”のではなく今日1日という時間のなかで、どんなことをしたら自分は元気になれるのだろうか?と考えました。

 

そして、そのときに出た答えが”朝起きたら笑顔になる”というものでした。

 

それから私は毎日それを実践しました。

気持ちが落ちこんでつらいときでも毎朝の”笑顔”だけは続けて、それを今でも続けています。

 

自分の日々の小さな習慣が自分の未来を作っていきます。

 

いまの自分の小さな習慣が、周りからの賞賛がなくても、その日に何らかの結果がなかったとしても、自分がそう決めたことであるならば、毎日の小さな積み重ねを繰り返すことです。

 

きっと、それが自分らしい実りになるもの。

 

すべては今日からはじまります。

 

過去がどうであったか?ではなく、未来がどうなるのか?でもなくいまからの自分がどうありたいのか?、そのためには今日からできる小さな習慣はどんなことか?

 

毎朝、初心にかえり、今日から始まる小さな1歩を大切にしていきたいものですね。

 

~参考文献~

中桐 万里子著

『二宮金次郎の幸福論』

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山と渓谷社が発行している登山専門誌「山と渓谷 2021年2月号」にコラムを掲載させていただきました。

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