ファームでは平飼いでにわとりを飼育しています。
自由に動き回る鶏舎の中でにエサをあげるのですが、このときも”にわとりの個性”が現われます。
鶏舎の中には複数のエサ箱がありますので、エサを順番に入れていきます。
1番最初のエサ箱にエサを入れると、半分以上の”普通のにわとり”がすごい勢いで集まりお互いを押し合いながらはね除けながら競争してエサを食べます。
まるで、サザエさんのバーゲンのシーンのように。
そして、”少しお利口なにわとり”は、2番目のえさ箱付近で待っていて多少の混み具合でエサを食べます。
最後に“1番お利口なにわとり”は、一番最後に入れるエサ箱付近で待っています。
僕らは均一にエサ箱にエサを入れるので、最後のエサ箱はゆとりをもって多く食べられることを、きっと知っているのだと思います。
僕らもついつい目の前のことに、囚われたり感情的になったりしますが、”1番お利口なにわとり”のように、全体を見てから考えてみると、他にもいい方法が見つかるかも知れませんね。
あたたかい陽気が続いたので、畑に残っていた”葉もの野菜”に菜花が咲きました。
野菜としては食べられないけれど、菜花の周りには蜂がたくさん飛んで、密を集めていました。
今日も自然界はわかちあいで循環をしています。
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