みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口剛史です。
先日、家庭菜園の畑に小松菜の種をまきました。
さて、ここで質問です。
種をまいたその畑には3ヶ月後にどんな野菜が育つでしょうか。
そう、小松菜です。
小松菜の種をまいたのだから、小松菜が育つのは当然ですよね。
でも、そんな当然のこと、自分の心にまく種では忘れてしまうのです。
今日は、そのことについて書いていきます。
蒔いた種が育つのが自然の摂理
畑に、小松菜の種をまけば小松菜が育ち、大根の種をまけば大根が育つ。
種をまけば、その種に組み込まれている植物が育つ。
だから、畑には将来食べたい野菜の種をまく。
そんなこと小学生でもわかること。
種をまけば、その種に組み込まれているものが育つ。これが自然界の摂理。
人間の心にも同じ摂理が働いている。
心の怒りの種をまけば、怒りたくなるような出来事に出会い、不安の種をまけば将来は不安になり、楽しい種をまけば面白いことが起こり、譲り合いの種をまけばお互い様の関係が生まれる。
あなたの心にまく種が、あなたの心で育ち、それが現実化されていく。
そして、心にまく種には4つの種がある。
心にまく4つの種
想像の種
想像の種は、未来を創る種
夢・希望・理想の種と、不安・恐れの種がある。
心に不安の種をまけば心に不安が育ち、希望の種をまけば心に進むべき道筋が見えるようになる。
希望に向けた道筋が見えると、それは行動の種になる。
言葉の種
言葉の種は、思考を育てる種。
「ありがとう」と自分や他者を認めたり受け入れたり感謝する言葉を使えば、心は前向きに育ち、「バカヤロー」と自分や他者を否定したり攻撃したりするような言葉を使えば、心は否定的に育つ。
思考は言葉なので、ネガティブな言葉を使い続ければ思考はマイナスになり、ポジティブな言葉を使えば思考はプラスになる。
行動の種
行動の種は、現実を育てる種。
自分勝手や他者を攻撃する行動、課題から逃げる行動をすれば、世界はどんどん狭まっていく。
逆に、譲り合いや他者を受け入れる行動、試練向かってのチャレンジなどすれば、自分も世界も広がる。
良くも悪くも、行動の種がやがて現実化されていく。
振り返りの種
振り返りの種は、人生の豊かさを育てる種。
過去の出来事を振り返ったとき、これまでの出来事を肯定すれば思い出となり、否定すれば後悔となる。
また、失敗などの出来事も反省して改善点が見出せれば、行動の種へと変化する。
人生が豊かなのか否定的なのかは、人生の振り返りの種でいくらでも変わる。
今日、心にまく種が未来を作る
種に組み込まれたものが未来に育つ。それが自然界の摂理です。
今日、あなたの心にまく種が、あなたの未来となっていきます。
不安な未来、マイナスの言葉と行動、後悔の種を心にまけば、やがて、心には絶望と後悔でいっぱいになることでしょう。
希望の未来、プラスの言葉と行動、肯定と反省の種を心にまけば、心には希望と感謝でいっぱいになることでしょう。
つらく苦しい時、どうしてもマイナスの種を心にまいてしまうものです。
しかし、今がどんなにつらくて不幸だとしても、今日、心にまく種は自分で選べます。
繰り返しになりますが、種に組み込まれたものが未来に育つ。それが自然界の摂理です。
今日から心にまく種を少し意識してみましょう。すべては小さな種から始まるものだから。
まとめ
小さな種から大きな大根が育つ、1粒の種からたくさんの実りが収穫できるなど、種の中にはどんなことが組み込まれているのだろうと、種をまくときいつも思います。
でも1つだけ明確に言えることは、種をまかないと何も育たないし、まいた種に組み込まれたものだけが育つということです。
これは野菜でも心でも一緒だと思います。
だからこそ、今日、心に良いものが育つように、心にとって良い種をまきたいものですね。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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