収束時期ではバランスを大切にしよう

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口剛史です。

自然界を観察すると、自然のプロセスは解放と収束の繰り返しであると感じます。

例えば、植物は種から花へと大きく解放した後、収穫から種へと収束します。

エネルギーは大きく広がったあと、最終的には必ず収束します。

この自然界の仕組みを理解することで、収束時期の過ごし方が変わると思います。

今日はそのことについて書きます。

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収束時期ではバランスを大切にしよう

自然界を観察すると、自然は解放と収束の繰り返しであり、解放と収束の間にエネルギーがあると感じます。

この仕組みは、私たち人間にも適用できると思います。

心で悩み苦しむ状態は、心が収束した状態です。その状態で泣いたりすると、心は解放されます。そして、心が解放された時点で、新しい視点に気づくことが多いです。その気づきは次の収束につながります。

泣くことで、心は収束から解放され、解放されたときに新しい収束に入っていきます。

カウンセリングでは、心を解放するだけでなく、次の収束を見つけることが重要だと感じます。

自然界では、収束時期には、枯れる・腐る・発酵の3パターンがあります。

物体の水分が失われると枯れます。枯れるとパリパリに小さく砕けます。これは物体が小さな粒子にそのまま戻るようなものです。

物体の水分バランスが悪くなると腐ります。腐ると、悪臭を発し、周囲にマイナスの影響を及ぼします。最終的にはウジ虫などの分解者により分解されます。

物体の水分バランスが適切であれば、物体は発酵します。発酵は微生物による分解が行われ、発酵したものは次の栄養となります。落ち葉が発酵すると腐葉土になり、それが肥料となります。

物事の収束時期に心のバランスを誤ると、枯れる・腐敗するといった結果になります。

例えば、1つの事業が成功したとします。その後、成功にこだわり過ぎて、お客様が来ないのに無理に事業を続けると、その事業は枯れてなくなります。また、不正などをして無理に売上を上げると、その事業は腐敗します。一方で、事業が収束時期に入ったことを理解し、次の種に向けて行動できれば、発酵となり次の事業のエネルギーにもなります。

収束時期に、どうバランスがを取るかで、枯れる・腐る・発酵するが決まります。

カウンセリングをしていて、1番難しい局面は、悩みから解放されるフェーズではなく、次の収束を見いだすフェーズです。

カウンセリング目的を心の解放にすると、その人は自分勝手になるか、解放状態を無理に続けてしまい(次の収束を恐れてしまう)、最後は大きく落ち込む可能性があります。

解放されたものは必ず収束していきます。

大事なことは、収束時期を恐れることではなく、収束時期にいかにしてバランスを保ちながら次につなげていくかです。

これは、自然も心も同じなのだと思います。

まとめ

風船に空気を入れると、風船内の空気は圧縮(収束)状態となります。

そのまま空気を入れ続けると最後は破裂し、風船内の圧縮空気は四方に解放されエネルギーをうむことなく消えます。

しかし、圧縮状態のときに風船を離すと、圧縮空気はエネルギーとなり、風船は前に飛んでいきます。

これも解放と収束の仕組みです。

この仕組みの中で大切なことは収束時期のバランスの取り方です。

これは私たち人間にも同じことが言えるのだと思います。

腐敗ではく発酵できるように心がけたいものですね。

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