花を咲かせる人生よりも、実りある生き方を

    みなさん、こんにちは。

    心理カウンセリングの関口です。

    よく「人生に花を咲かせる」という言葉を使うことがありますが、私はこの言葉があまり好きではありません。

    なぜなら、どんなに素敵な花を咲かせたとしても、咲いた花は必ず枯れるからです。

    花を咲かせるよりも、自分として実りのある生き方を求めた方が、人は生きやすいのかなと思います。

    今日はそのことについて書いていきます。

    目次

    花を咲かせる人生よりも、実りのある生き方を

    「人生の花を咲かせる」と聞くと、皆さんはどんなイメージを思い浮かべますか。

    私は、人生の成功、苦労した物事の成就、人や社会から認められるといったイメージを思い浮かべます。

    花が咲いた瞬間は、とてもきれいで、心も晴れやかになるものです。

    特に苦労して咲かせた花であればなおさらです。

    しかし、どんなに素敵な花でも、咲いた花は必ず枯れます。

    周りの植物を見ればわかりますが、花が咲いている時期は一瞬です。

    植物がきれいな花を咲かせるのは、蜂などによる受粉が目的であり、周りから評価されるためではありません。

    花を咲かせるのは、あくまでも次に向けた過程の1つです。

    「人生に花を咲かせる」という言葉は、花を咲かせることが目的化されてしまうので、花が枯れ散りゆく過程に耐えられなくなります。

    また、花を咲かせ続けようとして、努力すればするほど、その花本来の美しさは消えていくと思います。

    人生に花を咲かせる生き方よりも、花が咲くのは1つの過程として、大きな花でも小さな花でも、花が枯れる時期になったら、実りの過程へ意識を向けていくことが大切だと感じます。

    まとめ

    もし、365日、毎日咲いている花があるとしたら、皆さんは、その花を「きれい」と感じられるでしょうか。

    きっと、毎日花が咲いていると、咲いていることが当たり前となり、きれいとは感じられないと思います。

    私たちが花をきれいと感じるのは、「花は短い期間に咲く」ことを理解しているからだと思います。

    人生に花を咲かせるのもいいですが、花は1つの過程として、次の過程へ意識を向けると、循環の流れができてくるのかなと思います。

    ここまでお読みいただきありがとうございました。

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