自分に自信を持つ方法

    みなさん、こんにちは。

    心理カウンセリング空の関口剛史です。

    仕事がうまくいかない、何をやっても失敗してしまう、自分の言いたいことが言えない、そういうことが繰り返されると自分を見失い自信を持てなくなってしまう。

    そして「自信があればもっとうまくできるのに・・・」と「自分に自信をもつ方法」を探してしまう。

    いったい、どうすれば自分に自信を持つことができるのでしょうか。

    今日は「自分に自信を持つ方法」について考えていきます。

    目次
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    自信とは

    いきなりですが質問です。

    みなさんは自転車に乗れますか?そして自転車に乗れることに自信を持てていますか?

    普通に自転車に乗れる人にとって、自転車を乗ることはあたりまえのことなので、自信があるかどうかは考えない。

    逆に、子どもがはじめて自転車にのるとき、自信を持って乗れるようになれば「もっと遠くに行けるのに・・・」と思うことでしょう。

    大人と子どもが自転車に乗るとき、自信を持ちたいと思う子どもと、自信がなくても普通に乗れる大人のちがいは、どこにあるのでしょうか?

    それは、自分が「できるようにないりたい」「そうなりたい」と思う対象に対して「できている」か「まだ、できていないか」のちがい。

    自信とは

    ・自分を信じる心のこと

    ~国語辞典 大辞林より引用~

    自信とは、いまの自分ではできないことに対して、将来の自分ができるようになれると信じて、新たな行動するための動機のひとつ。

    よって、自信が持てたらできるようになるのではなく、今はできないからこそ自分を信じることが、本当の意味での自信を持つということ。

    また、「自分に自信が持てない」と思い悩むとき、すべてに対して何もできないように感じるものだけど、自信がなくても自転車に乗れているように、あなたにはできていることがたくさんあるはずです。

    自分に自信を持ちたいと思うとき

    自信とは、いまの自分ではできないことに対して、将来の自分ができるようになるための、動機のひとつ。

    では、「自分に自信を持ちたい」と思うとき、いったい何に対して自信をもちたいと思っているのでしょうか。

    どんな事に対して、今の自分はできていなくて、未来の自分ができるようになりたいと考えているのでしょうか。理想とする自分像を明確にすることがとても重要。

    例えば、「人前で堂々と話せるようになりたい」「仕事のミスをなくしたい」「もっと自分の意見をいいたい」など、1年後・3年後の自分ができるようになりたいと思う自分像を明確に描かないと、自分を信じて行動することはできない。

    その結果「自信が持てたらやってみよう」と、つくことがない自信をずーっと待ち続けることになる。

    自分に自信を持つ方法

    楽観的なポジティブシンキングなどでは、自信を持つために「根拠ない自信を持つ」とか「自分を信じて行動するのみ」などと簡単に言われてしまう。

    しかし、実際に自信を持てずに苦しんでいる人に「根拠のない自信」は持てないし、自分を見失い自信が持てない状態では「自分を信じる」ことが1番難しい。

    では、「自分に自信を持つ」ためには具体的にどうすればいいのでしょうか。以下の3ステップに分けて解説します。

    ステップ1:理想とする自分像を明確にすること。

    「自分に自信が持てないです」と悩んでいる人は、本当は自分に自信が持てないのではなく、今はできないけれど将来できるようになりたいというプラスのイメージを必ず持っている。

    例えば、「人前で話すことに自信が持てない」のは「人前で話せるようになりたい」と心のどこかで思っているから。ポイントは「いまできないこと」にフォーカスするのではなく「これからできるようになりたい」と思っていることにフォーカスをあてることで、理想とする自分像が見えてくる。

    ステップ2:理想とするモデルを探して、理想に近づくために必要な行動を書き出す

    自信が持てないとき、できる人とできない自分を比較して「私はダメだ」とさらに自信を失ってしまうもの。

    でも、ちょっとまってください。なぜ、あなたはわざわざその人と自分を比較するのですか? あなたが他者と比較するのは、あなたが「その人のようになりたい!」と心のどこかで思っているから。

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    できる人と比較して落ち込むのではなく、できる人をよく観察して「いいな」と思うところを見つけてみよう。また、理想の自分に近づくために必要になりそうな行動を付箋紙に書き出してみよう。

    例えば、「人前でうまく話したい」と思うのであれば、「うまく話している人をよく観察すること」、「コミュニケーションの本を5冊読む」「人前で1分間話してみる」などの行動が思いつくはずです。

    ステップ3:失敗してもいいから、小さくやってみること

    次に、ステップ2で書き出した付箋を今の自分に出来そうな順で並び変え「やることリスト」を作る。

    「やることリスト」ができたら、あとは実際にチャレンジしてみること。チャレンジしていくなかで「これも必要だ」と思うことがでてくれば、それも付箋に書いてリストに追加する。

    また、チャレンジすることで失敗することがある。そのときに「やっぱり、私はダメだ・・・」と自己否定する言葉がでてきますが、そういうときにこそ自分を信じてみよう。

    大事なことは、理想の自分の近づくため失敗も含めたチャレンジである意識をもつこと、そして「自信を持ちたい」と思えなくなるまでチャレンジを繰り返すことです。

    本当の自信は、自信を忘れたときについているもの

    子どもの頃を思い出してください。あなたは、はじめて自転車に乗るとき自信はありましたか?

    きっと自信なんてなかったことでしょう。自信よりも「転んだらどうしよう・・・」という不安の方が大きかったのではないでしょうか。でも、あなたはあきらめず自転車の練習をした。その結果、無事に乗れるようになった。

    できなかったことができるようになったとき、それは自信がついたとき。しかし、できるようになってしまえば、それがあたりまえとなり、自信なんて言葉も考えも忘れてしまう。

    本当の自信とは、自信を忘れたときについているもの。

    もしかしたら、今のあなたは「自分に自信が持てない」と思っているかもしれない。しかし、今のあなたにだって自信を持ってできていることはたくさんある。そんな自分を信じてみよう。

    そして、今は自信を持てていないけれど、理想な自分像に向けて、勇気を出して1歩チャレンジしてみよう。そうやって、子どもも大人も成長していくものだから。

    まとめ

    自信と似た言葉に「自負」があります。

    自負とは

    自分の才能や仕事に自信をもち、誇らしく思うこと

    ~国語辞典 大辞林より引用~

    自分を信じ、できなかったことができるようになれたとき自負に変わる。心の中で自負が増えると、更に自分を信じることができるようになり、人間として成長していく。

    「自分に自信を持ちたい」と思うとき、自信があるかどうかではなく、自分がそうなりたいかどうかで考えてみよう!、そして、少しずつできそうなことをチャレンジしてみよう。その繰り返しが自分を信じる力となるものだから。

    ここまでお読みいただきありがとうございました。

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