みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口です。
先日、自宅の近くの畑を借りて、久しぶりに農作業をしました。
畑を耕して畝をつくり、そこに野菜の種を蒔きました。
種を蒔くと生育が楽しみな反面、不安な気持ちにもなります。
それは「この撒き方で大丈夫かな」「無事に芽が出るかな」など、先の成長のことが心配になるからです。
新しい種を蒔くと心配になる気持ち、私たちの心に蒔く種にも同じことが言えます。
今日は、心に新しい種を蒔くことについてブログを書いてきます
心に新しい種を蒔こう!
米や野菜を種から育てるとき、これからの成長が楽しみな気持ちと、無事に発芽するかなという不安な気持ちの両方を味わいます。
無事に発芽すれば「よかった」という嬉しい気持ちになり、発芽しなければ「なんで発芽しないんだろう」という悲しい気持ちになります。
種から芽が出るかどうかは、その種が発芽しやすい適切な時期に蒔くこと、定期的に水分を与えてあげること以外、人間に出来る事はありません。後は種の生命力にかかっています。
だから、小さな種から発芽したときは嬉しい気持ちになり、発芽しなかったときは悲しい気持ちになれるのです。
種をまくと、心の中にうれしさと悲しみ、楽しみと不安、といった両方の気持ちが表れます。無事に発芽するまで間、この相反する2つの思いが葛藤となり苦しさにもなります。
しかし、種を蒔いたら100%発芽すると保証されていたら、小さな芽が出たときに、あたりまえすぎてうれしさや楽しみを味わうこともできません。芽が一切出なかったら、問題の原因を「種のせい」にして、何かを学ぶこともできません。
種から芽が出るか出ないかがわからないからこそ、大人も子どもも、そこに楽しみがあるのだと思います。
ただ、ひつとだけ100%わかっていることがあります。それは、新しい種を蒔かなければ、新しい芽は出てこないということです。
だから、この小さな種から発芽するかどうかわからないけれど、実りある未来を信じて新しい種を蒔き続けることが大事だと思います。
そして、これは私たちの心にも同じことが言えます。
前回のブログでは、植物も心も同じ成長のサイクルを回していることを書きました。
私たちの心にも、新しい種を蒔かないと新しい芽は出てこないものです。
では、心に蒔く新しい種とは、具体的にどんな種なのでしょうか。
心の種は、悩みに隠されている自分の本当の理想や想いです。
そして、その理想や本当の想いに向けて、新しい1歩を踏み出すことが、新しい種を蒔くということです。
新しい種を撒くとき、新しい変化に対する不安や恐れが必ずあります。
しかし、不安や恐れてばかりいて、心に新しい種を蒔かなければ、そこに何も育たないこと、何も変わらないことは、あなたにだってわかっているはずです。
もちろん、新しい種を蒔いても無事に発芽するかどうかは、タイミングとその種の生命力にかかっているので保証はありません。
でも、保証がないことだからこそ、その先に「うれしさ」や「楽しさ」があるのではないでしょうか?
大丈夫。失敗したとしても、心の種も何度でも蒔くことができる。
芽が出るかどうかを恐れて今日を過ごすよりも、その先の未来を信じて新しい種を心に蒔いてみよう。悩みに隠れている本当の気持ちに向けて、新しい1歩を踏み出してみよう。
そうすることで、心は広がり成長していくものだから。
ここまで、お読みいただきありがとうございました。
コメント