みなさん、こんにちは。
心理カウンセリングの関口剛史です。
植物は種から始まり、芽を出して花を咲かせます。このようにして植物は成長していきます。
植物であろうと子育てであろうと、またビジネスであろうと、物事が成長していくプロセスは楽しいものです。
しかし、残念ながら、どんな物事においても成長を続けることはできません。
必ず成長が止まる時期が訪れます。
そのときは、成長が止まったのではなく成熟時期になったと思うことで、不安や焦りを軽減できると同時に、本当に大切なことが見えてくると思います。
今回は成長時期と成熟時期の違いについて書いていきます。
成長と成熟の繰り返しを大切にしよう
物事が成長していくプロセスは楽しいものです。
例えば、子育てにおいては、子どもは少しずつ身体が大きくなり、言葉を話すようになり、できないことができるようになり、新しいことを吸収して、どんどん成長していく時期です。
ビジネスであれば、少しずつ仕事が増えるにつれて収入も増えていき、明るい未来が描ける時期です。
どんな物事でも、それが発展・成長していく時期は、いろいろなことが広がっていき、新しい可能性を感じ、夢や希望に満ちあふれた時期とも言えます。
しかし、残念ながらどんな物事でも成長を続けていくことはできません。必ず成長が止まる時期が訪れます。
そのときに「成長することがあたりまえ」だと思っていると、成長が止まると不安や焦りを感じて、無理にでも成長を続けようとしてしまいます。
例えば、子育てであれば、子どもが新しいことをするゆとりがないのに、親がもっと成長をさせようとして、無理に塾や習い事を続けさせてしまう。
ビジネスであれば、更なる成長を目指して、強引に物を売ったり、莫大な広告費用をかけたりして、無理にでもビジネスを発展させようとしてまう。
そうやって無理に成長を続けようとした結果、子どもが燃え尽きてしまった、ビジネスにおいて1番大事な信頼関係を失ってしまう。
成熟するタイミングで1度落ち着かないと、腐敗してしまう。これは自然現象です。
自然界は成長のあとは成熟時期に移行します。
成熟時期では、これまでのような上に伸びる変化や花が咲くような華やかさは無くなりますが、実がなったり、次の種を育てたりします。
自然界は成長と成熟を繰り返すことで生命を広げています。
人間だって一緒だと思います。
成熟時期は、これまでのような成長的変化は無くなりますが、その時に内面的な気づきや発見を得られる。
そして、その気づきが、また次の成長の種になっていく。
そうやって、人間も成長と成熟を繰り返していくことで、自分の人間性や社会性が育っていくのだと思う。
「成長が止まったな」と感じたら、不安になったり焦ったりせずに これまでの歩んできた道を振り返りながら、気づいたことや得たことをしっかりと再評価してみよう。
その気づきが成熟であり、次の成長の道へと続いていくのだから。
まとめ
最近は、「成長」という言葉をよく聞きますが、成長をずっと続けようとすると、どこかで無理がきます。
自然界は成長と成熟を繰り返すことで生命を広げています。私たち人間にも同じ原理が働いていると思います。
成長に疲れたときは、一度立ち止まって歩んできた道を振り返ってみましょう。これまでの気づきや学びを振り返ることが成熟になるのだから。
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