みなさん、こんにちは。
心理カウンセリング空の関口剛史です。
先日、久しぶりに山登りに行ってきました。
山では、急斜面にロープが設置してあるところがあります。
そのロープを頼りながら急斜面を登っているとき「心理カウンセリングもこのロープのようなものだな」と感じました。
今日は「心理カウンセリングとは、山の急斜面にあるロープなようなもの」について書きます。
山の急斜面にあるロープとは
山登りでは、滑ったら転げ落ちてしまいそうな急な斜面を登ることがあります。
そのような箇所では、安全に登れるようにロープが設置してところがあります。
ロープを頼らなくても登れるのですが、ロープを持って引っ張りながら登ると、急な斜面でも足下が安定し、安心して斜面を登り切ることができます。
特に頂上付近に急斜面にロープがあると、ここまで登り疲れた気持ちが救われる思いです。
心理カウンセリングとは、山の急斜面にあるロープなようなもの
先日行った山の急斜面でロープに頼りながら登っているとき「心理カウンセリングも、このロープのようなものだな」と感じました。
このロープは急斜面にあるだけで、そのロープを使うか使わないかは急斜面を登る人の意志に委ねられている。
また、ロープを持っただけでは効力はなく、ロープをグッと引っ張り登ることで、はじめて足下が安定して安心して登れるようになる。
急斜面を登り終えてしまえば、そのロープを手放して、頂上に向かって自らの脚で歩んでいく。そして、頂上に着いたときにロープを使ったことなんて忘れてしまう。
心理カウンセリングというサービスも同じだと思います。
心理カウンセリングを受けるかどうかは、クライアントが目の前にある課題(急斜面)を乗り越えたいと思うか、カウンセリングというロープを使いたいかどうかに委ねられている。
カウンセリングというロープを持ったとしても、クライアントが自らの意志でぐっと力を入れないと、カウンセリングも効果がでない。
クライアントは、ひとつの課題を乗り越えたときカウンセリングを手放して、更に自分の頂上を目指して歩んでいく。そして、頂上にたどり着いたとき、カウンセリングを受けたことなんて忘れてしまう。
心理カウンセリングとは、山の急斜面にあるロープなようなもの
心理カウンセリング自体に引っ張る力があるのではなく、登る人の「登りたい」という意志と力が発揮されることで、はじめて相乗効果がでるものだと、私は思います。
まとめ
心理カウンセリングは、お話を聞いてもらって、心が楽になれるところというイメージが強いと思います。もちろん、それも効果のひとつです。
しかし、山の急斜面の前でお話を聞いてもらって心が楽になっても、頂上に立つことはできないですよね。
目の前の課題や悩みが、あなたが解決すべき課題かどうかの見極めは必要ですが、その課題と向き合うことで、本当の意味での解決や成長ができるのであれば、課題という山に自分の意志と力を持って登るしかありません。
心理カウンセリング自体に課題を解決する能力はなく、「自分の課題を乗り越えたい」という意志と力がうまれたとき、はじめて相乗効果が発揮でるものだと私は思います。
ここまでお読みいただきありがとうございました。
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