多様性とは主張も否定もしないこと

    カウンセリングSORAの関口です。

    自分自身の人生を振り返ったとき、色々な方から人生相談を振り返ると、人生をより良く生きて行くには、人としての生き方を学ぶことが大切だと実感しています。

    人としての生き方を知ることで、これから進むべき道が見えてくるからです。

    そこで、人としての生き方の学びになるような本を引用しながら1日1文のブログを書いています。

    しばらくは「二宮金次郎 夜話」を引用しながら、生き方について考えていきます。

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    今日の言葉

    二宮翁夜話より引用

    90〕 陰陽は相対

    翁のことばに、火を制するものは水だし、陽を存立させるものは陰だ。世の中に富者があるのは貧者があるためだ。この貧富の道理は、寒暑・昼夜・陰陽・水火・男女すべて同じことで、みんな持ち合って存続するものだ。これがまた循環の道理になる。

    【引用 二宮翁夜話(上) 福住正兄:原著 佐々井典比古:訳注】

    多様性とは主張も否定もしないこと

    最近、ジェンダーや多様性という言葉をよく耳にします。

    さまざまな考え方や価値観があってよいと思います。

    しかし、それらの考え方や価値観もまた、陰陽の法則の中に存在しています。

    私たちは「これが良い」「これが正しい」と主張するとき、必然的にその反対の立場を否定してしまいます。

    私たちは何かを否定することで、自分の主張を通そうとします。

    そのほうが物事を分かりやすく伝えられるからです。

    しかし、真の多様性とは、否定も主張もせずに受け入れていくことではないでしょうか。

    陽を正義として主張し、陰を悪として否定するのではなく、陽があるから陰がある—それだけのことなのです。

    善悪の判断を超えて、陰と陽の両方を受け入れることができたとき、初めて本当の循環の理が生まれるのだと思います。

    二宮金次郎を夜話90段「 陰陽の相対」を読んで、そんなことを感じました。

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