おはようございます。
心理カウンセリング空の関口です。
先日の台風19号は埼玉でも強い風が吹き、まだ収穫出来ていない稲が倒れないか心配でしたが、稲も田んぼのかかしも無事でした。
台風一過の太陽を浴びて稲が輝いていました。
いよいよ来週には収穫予定です。
さて、今回も二宮金次郎さんの言葉を借りて感じたことを書いていきます。
いま、川水を引いてこれを、何万町歩の田にそそぐとした場合、
水がすぐ海に流れ込んでしまうのと、灌慨して田を養ってから海にはいるのとで、
川水の分量にはもとより増減がないものだ。
~中桐 万里子著『二宮金次郎の幸福論』~
ただ川に流れている水を 田んぼに引き込むことで、水は雑草を抑え稲に栄養分を与え、田んぼの昆虫たちに営みを与える役割をもつ。
川にただ流れている水が、 求められる場所に引き込むと 恵みの水になる。
脱穀が終わった稲わらも、燃やしてしまえばただの灰になるけど、手間暇をかけて使おうと思えば 、ひつじの寝床や畑の除草効果にも使える。
きっと、人も一緒なのだと思う。
人はひとりひとりが役割を持っている。 小さな役割から大きな役割まで。
それが、人としての価値だと思う。
ただ、小さな役割も大きな役割も、人と人との関係性のなかでしかうまれない。
もし、自分の役割や価値を、見失ってしまうようなときは、家でションボリひとりで落ち込むのではなく、多くの人と会ってみるといい。
いろいろなことをやってみるといい。
きっと、その出会いや体験のなかで、 あなたを必要としている人がいると思う。
あなたを必要としている場所があると思う。
川を流れるただの水の流れる方向を少し変えるだけで、 恵みの水に変わる。
きっと人生も一緒。
今までの自分と少し違ったことをしてみると、 そこには、意外な役割があったりするもの。
ただ、流れる川の水と唯一違うのは、自分の人生の流れを変えられるのは、自分自身でしかないということ。
自分で変えようと思えば、自分の人生の流れはいくらでも変えられる。
自分の価値や役割を感じられないときこそ、どんどん人に会ってみよう。
いろいろなことをやってみよう 。
いつの時代も、人と人との 関係性のなかに役割はあるものだから。
ご紹介した本
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