みなさん、こんにちは
心理カウンセリング 空の関口です。
田んぼのお米も少しずつ黄色くなってきました。
あと1ヶ月後には収穫です。
かかし と一緒に最後の1ヶ月を見守りたいと思います。
さて、今日も二宮金次郎さんの言葉を借りて感じることを書いていきます。
夏から秋になることは、百穀がまだ熟していないが、どうして秋の実りがないことがあろう。わせ・なかて・おくてが相次いで熟し、ついに百穀ことごとく熟すようになる。
熟しないものを心配するのが、これまた人情の常である。
しかし、まだ熟しないものを心配するより、すぐに熟したものを取入れる方が、どれをほど良いかわからぬ。
お米は秋に実るものです。
夏に、お米が実ることを心配するぐらいなら、夏に食べられるものを楽しむこと。
夏は夏の スイカ や トマト を楽しみ、秋には秋の さんま や 新米 を楽しむこと。それが、季節の いま を楽しむこと。
カウンセリングなでお話を聞いていると、いま 不安を感じている人がとても多いです。
確かに、社会情勢・天災・人間関係などで、不安に感じることが多いと思います。もちろん、私にだって不安はいつもあります。
でもね、不安というのは、いつの時代も いま にあるのではなく、自分の見えぬ先の未来にあるもの。
それは、夏に秋の新米が、食べられるかどうかを心配するようなもの。
自然界のものは、熟すまでに時間が必要です。
まだ熟し切れていない未来を いま 不安に思うより、いま 熟したものを見つけて いま それを味わい楽しむこと。
それは、自分が出来ないことを不安に思うより
いまの自分が出来ることを楽しみながらやってっみること。
二宮金次郎が活躍した1800年当時の人も、2014年の人も、本質的には同じようなことを悩んでいるのだと思います。
社会文明が変われども、人はなんにも変わっていない。
だからこそ、いま ふたたび昔の人の知恵を学ぶ必要があるのかもしれませんね。
~参考文献~
二宮金次郎の幸福論
中桐 万里子著
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