
カウンセリングSORAの関口です。
これまでの自分自身の人生を振り返るとともに、多くの方々から寄せられた人生相談を思い返す中で、私は「人生をより良く生きるためには、人としての生き方を学ぶことが大切だ」と実感しています。
人としての生き方を知ることで、これから歩むべき道が少しずつ見えてくるからです。
そこで、みなさまの人生に少しでも役立つヒントをお届けできればと思い、人としての生き方を学べる書籍を引用しながらブログを綴っています。
しばらくの間は、「イソップ寓話」からの引用をもとに、生き方について一緒に考えていきたいと思います。
今日の言葉(イソップ寓話より引用)
【農夫と助けられた鷲(わし)】
人から善いことをしてもらったなら善行で報いなければならぬ、善い行いは報われる、ということ。
農夫が罠にかかった鷲を見つけたが、その美しさに感心して、解いて逃がしてやった。 鷲は恩知らずではなかった。 崩れかけた壁の下に農夫が坐っているのを見るや、飛んで行って、頭にかぶった帽子を足でつまみ上げたのだ。
農夫が立ち上がって後を追うと、鷲は帽子を落とす。 それを拾い上げて戻ってみると、先刻まで坐っていた壁の部分が崩れ落ちているではないか。農夫はこの恩返しに感じ入った。
(引用元:岩波文庫『イソップ寓話集』 著:イソップ / 翻訳:中務哲朗)
因果応報のやさしい真理――良い心がけは、忘れた頃にやってくる
「善行は報われる」 確かにその通りだと、個人的には思います。
しかし、善行の報いは意外とわかりにくい形でやってくるものです。
この世の中は因果応報です。
悪いことをすれば悪いことが起こり、良いことをすれば良いことが起こる。
ただし、その変化はすぐには見えにくいため、私たちは気づけないことも多いものです。
もし、自分が「悪いこと」をした即日に、自分に「悪いこと」が起これば、誰もが悪いことをしなくなるでしょう。
逆に、自分が「良いこと」をした即日に「良いこと」が起れば、人間は「良いこと(報酬)」を求めて、かえって争いや奪い合いが起こってしまうかもしれません。
だからこそ、因果応報の結果は、すぐにはそれとわからない絶妙なタイミングで起こるようになっているのだと感じます。
だからこそ、見返りを求めるのではなく、常に自分の「良い心がけ」を大切にしておくことが必要なのだと思います。
悪いことをすれば、いつかはその結果が自分に返り、良い心がけを続ければ、やがては善い結果として現れる。
きっと、その因果のつながりは、後から人生を振り返ったときに、「ああ、あのときの……」とふと気づくようなものなのだと思います。
イソップ寓話集の「農夫と助けられた鷲」を読んで、そんなことを静かに感じました。
今日の問いかけ
「今日、あなたはどんな心で過ごしていますか?」
この世界は因果応報で成り立っています。
それは外側の出来事に一喜一憂するためではなく、「今、ここ」の自分の心を見つめるための法則ではないでしょうか。
良い結果を引き寄せるために焦るのではなく、まずは今日、自分自身の「良い心がけ」をそっと大切にしてみませんか。



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