
カウンセリングSORAの関口です。
これまでの自分自身の人生を振り返るとともに、多くの方々から寄せられた人生相談を思い返す中で、私は「人生をより良く生きるためには、人としての生き方を学ぶことが大切だ」と実感しています。
人としての生き方を知ることで、これから歩むべき道が少しずつ見えてくるからです。
そこで、みなさまの人生に少しでも役立つヒントをお届けできればと思い、人としての生き方に学べる書籍を引用しながらブログを綴っています。
しばらくの間は、「イソップ寓話」からの引用をもとに、生き方について一緒に考えていきたいと思います。
今日の言葉:イソップ寓話より「振分け袋」
プロメテウスは人間を造ると、二つの袋を首に掛けさせた。一つは他人の欠点、もう一つは自分の悪い所を入れる袋で、他人用の袋は体の前に据え、今ひとつは背後にぶら下げた。それ以来人間は、他人の欠点はたちどころに目につくのに、自分の悪い所は予見できない、ということになった。
(引用元:『イソップ寓話集』中務哲朗 訳/岩波文庫)
他人の欠点が見えるとき、あなたの心は何を求めていますか?
他人の欠点というのは、不思議なほどよく目につくものです 。
「あの人のこういう所がダメだ」「もっとこうすればいいのに」と、つい指摘したくなったり、正したくなったりすることもありますよね 。
しかし、こちらが熱心にアドバイスをしても、相手がなかなか変わってくれない……そんな経験はありませんか?
それは、相手にとってはそれが「欠点」だという自覚がないことがほとんどだからです 。
ここで少し立ち止まって、自分自身の心に問いかけてみましょう。 「なぜ、私はそれを『欠点』だと感じるのだろう?」
もしかすると、相手に見える「欠点」とは、あなた自身が無意識に大切にしている「価値基準」や、「こうあってほしい」という願いの裏返しなのかもしれません。
例えば、相手のルーズさが気になるのは、あなたが「誠実でありたい」と強く願っているからかもしれません。相手の弱さが気になるのは、あなたが「強くあらねばならない」と自分を律してきた証拠かもしれません。
「相手が悪い」と決めつけるのではなく、「自分は一体、何を求めているのだろう?」と視点を内側に向けてみる 。
そうすることで、トゲトゲしていた心がふっと軽くなり、相手への言葉がけも「否定」から「共感」や「提案」へと変わっていくはずです。
欠点を正すことよりも、そこにある自分の願いに想いに気づくこと。
他人の欠点に目が向いたとき、それは自分の心を知るチャンスでもあります。
私たちは、他人を見ることで、自分自身を学んでいるのかもしれません。
今日の問いかけ
「あなたが今、気になっている自分や相手の欠点は何ですか?」
そして、「なぜ、それを欠点だと感じるのでしょうか。その裏側にある、あなたの本当の願いは何ですか?」
一度、ノートに書き出してみてください。 心のコップを満たすためのヒントが、そこに見つかるかもしれません。



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