道は開ける

みなさん、こんにちは。

心理カウンセリング空の関口です。

今日は私のオススメの1冊をご紹介します。

前回はD・カーネギーの「人を動かす」をご紹介しましたが、今回は同じくD・カーネギーの「道は開ける」です。

この本は人間が抱える悩みについて書かれた本です。悩みの本と聞くと、「あなたのお悩み解決します。」みたいイメージがあると思いますが、この本は悩みを解決するために読むものではなく、そもそも人間の悩みとはなにか?を知るための本です。

今日は「道は開ける」の一部を引用しながら、人の悩みについて書いていきます。

 

いまこの瞬間に悩みも不安もない

いきなりですが、みなさんに質問です。

いまから5年後の自分の未来を考えたとき不安と感じることはありますか?

では、3年後に不安はありますか?

次に1年後?

1ヶ月後?

明日?

1時間後?

最後に1秒後ではどうでしょうか。

きっと、5年後・3年後のように時間の幅が広がれば漠然とした不安を感じ、1ヶ月後・明日のように時間の幅が狭まれば具体的な不安を感じることでしょう。そして、より時間の幅を狭めて1時間後・1秒後になると、以外と不安は感じられないものです。

人は誰もが様々な悩みや不安を抱えています。でも、その悩みや不安は今この瞬間にあるのではなく、過去か未来の時間の先にあるものです。

不眠症に思い悩むことは不眠症以上に害がある。

~道は開けるより引用~

私達の思考の中で悩みごとが肥大化していくと、いまこの瞬間に悩みごとの答えを求めようと考え込んでしまいます。

その結果として心が不安感を感じてしまいます。

夜眠れないとき、眠れないことや眠れないと明日どうしよう~?と思い悩むから、ますます不安になり眠れなくなるものです。

そういうときは、自分には今この瞬間に不安や悩みはないんだと思いながら深呼吸をしてリラックスをすることで心が少し落ち着きます。そして、

明日への配慮は必要だが、明日への心配はいらない。

~道は開けるより引用~

明日のことを心配するのではなく、明日に備えて今この瞬間の自分できることをすればいいのです。

変えられないことを変えようとしない

幸福の道はただ1つしかない。それは自らの意志の力ではどうにもならないことの物事を思い悩まないことである。

~道は開けるより引用~

他人と過去を変えることはできません。

変えることが出来るのは、自分自身と”いま”からの未来のことだけです。

過去のことを後悔して、未来のことに不安を感じて、うまくいかない人間関係のことを悩み答えを求めたとしても、その悩みを解決することはできません。

逆に変えられないことを変えようとするから悩みがどんどん肥大化してしまうのです。

だから、自分が何か悩みを抱えてしまったときに、直ぐに答えを求めるのではなく、まずは自分自身に質問をしてみることです。

「この悩みは、自分に変えることができることだろうか? もし、自分に変えることがあるのであれば、いまの自分に出来る事はどんなことだろうか?」と。

どんなことでも、自分で変えられることと変えられないことを分別してから、自分で変えられることに向けて新しい1歩を進めば見える世界は変ってきます。

起きてしまったことを受け入れることで、どんな不幸な結果をも克服して、その時から新たな出発点となる。

~道は開けるより引用~

私達の悩みが肥大化してしまうとき、それは、起きてしまった事実を否定(後悔)して、いまの現実を変えようとするときです。

過去の私もそうでした。自分が”うつ”になったことを否定して、いまの現実を変えようとするから、いつまでも心の中で”うつ”が存在していました。

起きてしまった事実を変えることはできません。

起きてしまったことを変えようとする心が後悔です。

私もたくさん後悔をしてきました。

でも、あるとき気づきました。「後悔は今の自分や現実を認めないための言い訳だ」ということに。

レモンをレモネードに

人間は起こること、起きたことよりも、そのことをどう評価するかによってひどく傷つくのだ

~道は開けるより引用~

私達に変えることができるのは、自分自身とその未来ですが、実はあとひとつだけ変えることができます。

それが、”過去の出来事に対して意味”です。

これはセッションでもよくお話をするのですが、私のうつ体験は”人生最大の最低で最悪の出来事でした。

”でも、いまそのことを振り返ってみると、”うつを体験したからこそ、いまの自分がいる”という現実があります。

うつになった事実を自分で認めず否定をしているとき、うつは最低で最悪の出来事で自分の苦しみの根源でした。

でもあるきっかけから、うつになった事実を素直に認めて、うつを体験したからこそ出来る事はなにか?を考えるようになりました。

それから、心の中から自然と”うつ”が消えていました。

どんな人の人生でも、いい事も悪い事も、楽しい事も悲しい事も、いろいろなことが交互に起きるものです。

私達はその出来事に対して一喜一憂をします。そんな波瀾万丈の人生において大切なことは、人生に何が起こったのか?ではなく、起こった出来事からどんな意味を感じとれたのか? ということだと思います。

「過去を後悔するのではなく、未来を恐れるのでもなく、いまの現実を受け入れ、これから出来ることはなにか?」に心の意識を向け歩むことで、過去の出来事の意味が感じられるようになるのだと思います。

人は自分の心で考え感じることで人間になる

~道は開けるより引用~

 

まとめ

私は「道は開ける」を何回も読みました。

最初はうつで悩んでいる時に読んだのですが、正直この本で書かれていることを受け入れることができませんでした。

でも、自分自身がうつを受け入れたころに読んだときから、この本で書かれていることが腑に落ちました。

この本が書かれたのは、今から68年前の1948年です。

この68年間で社会も文化も高度に発展をしてきました。

この本を読んで思う事は、人間の悩みは68年前も現代も何ら変っていないということです。ということは、これからも人間の悩みは変らないということです。

 

「道は開ける」は悩みに対する考えかた、そして現実を受け入れる大切さを教えてくれる本です。

この本に書かれていることは、最初は受け入れがたいこともあると思いますが、何度も読んでみることで、ご自身の悩みの見え方が少しずつ変ってくると思います。

私たちは、悩みを抱えると心が狭くなり、考え方もマイナス傾向になってしまい、やる気も失せてしまう。

その状態で「どうにかしよう」と無理に考えても、不安なことやマイナスことばかりを考えてしまい、具体的な解決策を見つけることがむずかしい。

悩みをどうにかしようとする前に、まずは心と思考の整理をして気持ちを軽くすることが、はじめの1歩。

心理カウンセリング空では、会話をとおして心と思考を整理し再び前向きな気持ちと考え方になるように、あなたの心のサポートします。

>心 軽くなるカウンセリング

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その状態で「どうにかしよう」と無理に考えても、不安なことやマイナスことばかりを考えてしまい、具体的な解決策を見つけることがむずかしい。
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